AMCRONのメインアンプ D-75AとD-45のハイブリッド化ーその4ー

こんばんは、Tomです。今日はだいぶ寒さが和らぎました。最低気温は-7℃でしたが、日中の最高気温は10℃まで上がりました。朝の陽ざしも春らしい柔らかな日差しになりました。もう少しで3月ですからね。
さて、今日の記事も『AMCRONのメインアンプ D-75AとD-45のハイブリッド化』の記事です。前回は、組付けの準備を行いましたが、今回はいよいよ組付けを行い、動作を確認します。

1.パワートランジスタの組付け準備
パワートランジスタ組付けます。このアンプのパワートランジスタの組付けは位置出しがちょっと大変です。
なので組付け順が大切ですね。

1)ドライブ段のトランジスタを仮組する。
位置出しをきちんとするために、ドライブ段のトランジスタを仮組します。

2)フレームを組付ける
次にフレームを組付けます。パワー段の基板とドライブ基板の位置は意外にシビアですのでフレームをしっかりさせます。

3)ドライブ基板の位置出し確認
ドライブ基板をセットして、ドライブ基板とパワー基板の位置を確認します。

位置は大丈夫ですね。

4)パワートランジスタの位置確認

シリコングリスを塗布する前にパワートランジスタをセットしてみます。

2.パワートランジスタの組付け
パワートランジスタを取り付けます。

1)シリコングリスの塗布
まずはシリコングリースを塗布します。

2)パワートランジスタをセット

3)シリコングリースの拭き取り
余分なシリコングリースを取り除きます。

4)パワートランジスタの固定
菊座とナットでパワートランジスタを基板に固定します。

5)半田付け
最後にパワートランジスタを基板に半田付けします。

2.トランジスタのショートの確認
パワートランジスタの固定が終了したら、ドライブトランジスタを本組して、トランジスタの放熱部のコレクタが固定したフレームにショートしていないかを確認します。

1)ドライブトランジスタの本組

2)ドライブトランジスタのコレクタのショート確認

3)パワートランジスタのコレクタのショート確認

5.LEDの半田付け
パワー段の基板の設置完了したので、フロントパネルのLEDの半田付けを行います。

6.ツマミの設置
電源スイッチ、ボリューム、ヘッドフォンコネクタの設置を行います。

次にツマミの設置を行います。

7.動作確認
全てを組み上げる前に電源を投入し、動作の確認を行います。

1)正弦波で動作確認
まずは正弦波を入れて、スピーカ出力をオシロで確認します。

① 左チャネル

② 右チャネル

2)音を確認
スマホから音楽を流して、スピーカーを接続して音を確認します。スピーカーは先日壊してしまったので、1つのスピーカーを切り替えて確認します。

音声は左右ほぼ均等の増幅、そして以前の様に歪が無くイイ感じです。

ハイブリッドアンプの動作が確認出来ました。
復活出来て嬉しいです!
次回は最後まで組付けて終了ですね。
お楽しみに!