レコードクリーニングの最高峰『サンダーブラシ』の製作 ーその1:前準備編ー

こんばんは、Tomです。今日は一日中お天気で、最高気温は25℃と夏の様な日でした。但し、中国から飛んでくる黄砂で、あたり一面霞んでおりました。日本では、黄砂で大騒ぎですが、上海に駐在していた時に北京に出張して驚いたのは、黄砂が道路や車の上に1-2cm積もっていた光景でした。
さて、先日レコードのクリーニングとしての最強クリーナーであるOYAGと自作のデンターシステマブラシ、バキュームクリーナーをご紹介させて頂きました。そこで、今回から2回に分けて、それを上回るデンターシステマのサンダーブラシの製作を先々週の週末に製作しましたのでそれをレポートします。このサンダーブラシは、OYAGの社長の南野さんもお勧めだそうですので、なんだか楽しみですね。今回はその準備編です。

1.超格安でサンダーを購入
サンダーブラシを製作するためには、サンダーが必要です。
Tomは3年前、ウッドホーンスピーカーを製作する時に、ホーン部の研磨であまりに酷使をして、サンダーを壊してしまいました。その時に購入したサンダーがなんと3800円。これは安かったですね。

2インチウッドホーンスピーカーの製作 -その6- - TomのブログⅡ

そこで、今回はそれと同じものを購入しようと近所のホームセンターに。
そしたら、同じサンダーが、在庫一斉セールで、なんと1980円で販売しているではありませんか!
そこで、Tomは直ぐにこれ下さいと、店員にサンダーを指差し、店員と一緒にレジへ。
ところが、サービスカウンターで何やらそのサンダーをめぐりもめている様子。そしたら、店長がTomの所に近づき、このサンダーは最後の一台の展示品で、説明書や保証書もないので、更に30%安くさせて頂きますという事で、なんと同じサンダーをたったの1,400円以下で購入しました。とってもお得でしたね。

2.さらに得する話
さて、このサンダーを使用してサンダーブラシを製作しようと思ったのですが、古いサンダーを見たらあまりにもPADがヘタっていました。

サンダーブラシにはPADは不要ですので、古いサンダーに新しいPADが付いたベース板を移植することにしました。

1)古いサンダーのベース板の取り外し

2)新しいサンダーのベース板の取り外し

3)新しいベース板を古いサンダーに装着

これで古いサンダーもほぼ新品の様に復活しました。
これはとても価値がありますね。

3.古いサンダーのベース板の前準備
さて、これからは古いサンダーのベース板の前準備です。

1)PADを剥がす
両面テープで固定されている古いPADを剥がします。

2)はがれにくい場所はパーツクリーナーでひと吹き
剥がれ肉場所には、パーツクリーナをひと吹きすると、粘着力が低下して、はがれやすくなります。

3)残ったカスはスクレーパーで取り除く
残った残骸はパーツクリーナとスクレーパで剥がすのですが、今回はスクレーパーが見つからなかったのでカッターの背で剥がしました。

4)洗浄
最後は洗浄して綺麗にします。

これで、ベース板の前準備は終了です。

4.ブラシユニットの前準備
さて、今度はブラシユニットの前準備です。
恐らくサンダーブラシを使用し始めたら、これまでのブラシは絶対に使わなくなると思いましたので、これまでの自作ブラシのブラシユニットだけを再利用します。なにせデンターシステマ6連ブラシ✖2ですからそれなりの値段がします。

1)ブラシユニットをばらす
こんなこともあろうと、Tomはこのブラシ部だけをユニット化し、取っ手部に両面テープで貼り付けていました。
なので隙間にマイナスドライバーを突っ込めば簡単に外れます。

もう一個も剥がせば、ご覧の通り6連ブラシ✖2の最強ブラシになります。

2)ブラシ部のマスキング
実際の製作工程では、このブラシユニットのベース板は切削加工するので、削りカスが入らないようにブラシ部にマスキングを行います。

これでブラシユニットの前準備も完了です。
明日は、いよいよサンダーブラシの製作とその効果確認です。
お楽しみに!