テクニクス ビンテージCDプレイヤー SL-P1200の修理 ーその4ー

こんばんは、Tomです。今日は、晴れたり曇ったり。でも風もあまりなく程々の天気でした。宮城県は1月中旬から2月の初めにかけて割と天気が安定します。今週末も天気が良いと良いですね。
さて、今日の話題も、『テクニクス ビンテージCDプレイヤー SL-P1200の修理』で、今日はその4となります。
CDユニットのスピンドルモータの電解コンデンサが届きましたので、今回はCDユニットのスピンドルモータ駆動回路の電解コンデンサの交換と、カバーオープンスイッチのメンテナンスを行います。

1.スピンドルモータのドライバーの部品到着
先日、CDユニットのスピンドルモーターの電解コンデンサ5個を手持ちの部品で臨時に交換しました。でも、イマイチなので、同時に部品を発注しました。その部品が届きましたので、正規部品i交換します。

1)無極性の47μFの電解コンデンサ
以前は47μFの無極性の電解コンデンサ保有していませんでしたので、47μFを2個逆極性にして使用していました。

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今回はMUSEの47μF50V の無極性電解コンデンサを購入しました。

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2)表面実装電解コンデンサ(33μF、1μF)
そして、表面実装の電解コンデンサ(33μF、1μF)も手持ちのディスクリート部品で対応しました。

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今回購入した、表面実装の電解コンデンサです。33μFはありましたが、1μFもありませんでしたので、2.2μFを購入しました。

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2.電解コンデンサの交換
それでは電解コンデンサを交換します。

1)基板の取り出し
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2)表面実装電解コンデンサの交換
① まずは、表面実装電解コンデンサを取り出し
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② 表面実装電解コンデンサの半田付け
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これでOKです。

2)無極性の電解コンデンサへの交換
無極性の電解コンデンサの交換を行いました。

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3)組付け
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3.カバーオープンスイッチのメンテナンス
ついでに、カバーオープンスイッチのメンテナンスを行います。

1)カバーオープンスイッチのバラシ
まずは、カバーオープンスイッチモジュールをばらします。

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スイッチと言っても、このペラペラのバネ接点だけです。これにカバーからの金メッキの板金が降りてきて、接点を繋ぎスイッチとします。

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ウソみたいですね。

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そして、裏側のダンパーもへたっています。

2)ダンバーの交換
この金属の板に確実に接触させるために、板金の裏側のダンパーも交換します。
交換は、腰の強い、ウレタンシートを使用します。

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カッターで高さを調整し、現在よりもほんの少し高くします。

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3)接点復活
エレクトロニッククリーナーで接点を研磨しました。

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4)ダンパーの固定
ホットメルトで、今回新しく製作したダンパーを固定します。

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4.組付け、動作確認
さあ、組付けて動作を確認します。

1)組付け
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2)動作確認
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CDを認識したり、認識しなかったりですね。
それから、表示部のFL管は光らなかったですね、
なんだか、修理の達成感がありません

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次回は、回路図を見ながら、表示部の修理を行います。
何とか復活させたいですね。
お楽しみに!