LINN CD レシーバー『CLASSIK MUSIC』の修理 ーその4ー

こんばんは、Tomです。今日は午前中曇り、そして午後は雨という予報でしたが、お昼ごろから午後は晴れになりました。久しぶりの晴れです。やっぱり多少暑くとも、お天気は晴れたほうが良いですね。
さて、今日の話題も昨日に引き続き、『LINN CD レシーバー『CLASSIK MUSIC』の修理』で、今日はーその4ーとなります。
昨日迄の所では、コントロールパネルのコンパレータの再ハンダをしたことで、ほぼ復活しました。そこで、今回は仕上げをしてゆきます。

1.メイン基板の仕上げ
メイン基板を仕上げます。

1)ジャンパー線の固定
ジャンパー線をホットメルトで固定します。

2)表面実装の22μFの電解コンデンサ交換検討
これから10年間使用するために電源のバイパスコンデンサとして装着されている22μFの電解コンデンサを交換する事を検討しました。
しかし、表面実装電解コンデンサを取り外すのは結構難しいので、今回は一時保留します。

3)メインアンプICの電解コンデンサの交換
メインアンプのICの電源に接続されている電解コンデンサの容量を測定します。

測定してみると、結果は90μFで10μF下がっていますね。

交換をしようと思います。
ところが、交換前に取り出した電解コンデンサをよく見てみると、耐圧が63Vでした。

Tomは50V品までしか保有していないので、この電解コンデンサの交換は一時保留します。

4)アンプICのシリコングリス塗布
メインアンプICの放熱板との密着性を高める為、シリコングリスを塗布します。

2.メイン基板の組付け
いよいよメイン基板の組付けを行います。

3.途中動作確認
Tomは組付けの途中で必ず動作確認を行います。なぜなら、完全に組み上げた時、動かないという事がよくあるからです。
フロントパネルを接続して動作を確認してみます。

スイッチを入れるとすぐに『Stnby』の表示になりますね。OKです。

4.組付け
それでは、本体を組付けて行きます。

1)ボタン電池の固定
仮止めしていたコントロール基板のボタン電池をホットメルトで固定します。

2)チューナー基板の取り付け

3)放熱板の固定

4)フロントパネルの固定

5.洗浄&仕上げ
さあ、いつもの様に洗浄と仕上げを行います。

1)洗浄

2)仕上げ

6.動作確認
さあ、最終の動作確認を行います。
電源ON!

あれ?『Stnby』ではなく、『Lo P』ではないですか?



これで完了かと思いましたが、残念です。
折角仕上げたのですが、またばらして解析しなくてはいけません。
振出しに戻るですね。
なかなか厄介です。次回をお楽しみに!