LINN CLASSIK MUSIC のメンテナンス シーズン2

こんばんは、Tomです。今日の天気は、朝は雨でしたが、その後は曇り空になり、最高気温は26℃でした。週末は余りパッとしないようですね。
さて、昨日の記事でLINNのCLASSIKの修理が一段落しました。その後、とても難解な修理がありましたが、それはシリーズで長いので、今回は、依頼された2台のCLASSIKのメンテナンス話をレポートします。

1.2台の動作確認とメンテナンスの依頼品
これが、ヤフオクで落札した中古品のCLASSIKです。修理ではなく、動作確認とメンテナンスの依頼です。

1)1台目
1台目のCLASSIKは、真っ赤のCLASSIKです。とても綺麗ですし、割と程度が良さそうです。

2)2台目
2台目のCLASSIKは、シルバーのCLASSIKです。カバーにはシミが付いていますし、端子もかなり汚れています。

2.1台目の動作確認
まずは1台目の真っ赤なCLASSIKの動作確認を行います。

1)電源
まずは電源を確認を行います。

キチンとメイン電源が入るようです。大丈夫ですね。

2)CD動作の確認
続いてCD動作の確認です。

キチンとCDを読み込みます。

3)ヘッドフォン出力の確認
今度はヘッドフォンを挿して、ヘッドフォンの音声を確認します。

大丈夫です。

4)スピーカー出力の確認
スピーカーを接続し、音声の確認を行います。

ついでにCDのトラッキングの確認も行いました。

問題なしです。

5)AUXの確認
AUXにプリアンプの出力を入力し、動作を確認します。

入力ソースは、Tomのプリアンプ(KAIRN)の出力を入力します。

OKです。

3.1台目の洗浄と仕上げ
動作の確認が出来ましたので、洗浄と仕上げを行います。

1)洗浄
本体はとても綺麗なので、リアの端子のみ洗浄します。

2)仕上げ
仕上げます。

とても綺麗になりました。

4.2台目の動作確認
次に2台目のシルバーの動作確認を行います。

1)電源

これもちゃんと立ち上がりました。

でも、その後、表示が 『- -』と『Stby』の繰り返しです。不安定ですね。

2)CDの動作確認
上記の表示の繰り返しの間隙を縫ってCDトレイオープンのスイッチを押下し、何とかトレーが開きました。

CDの動作が始まると、後は安定しています。

3)ヘッドフォンの出力の確認

一応大丈夫です。

4)スピーカー出力の確認
スピーカー出力を確認します。

大丈夫です。

5)トラッキングの確認
CDのトラッキングの確認を行います。

6)AUXの動作確認
確認の最後は、AUX入力です。

大丈夫です。

5.CDユニットのメンテナンス
シルバーの個体は、結構不安定なので、CDユニットのメンテナンスを行います。

1)ばらし

基板のコンデンサの液漏れは無いようです。

2)CDユニットのメンテナンス

3)脱脂
ベルトとプーリーの脱脂を行います。

4)潤滑油塗布
ピックアップキャリッジのステーの潤滑油塗布

5)ギアの潤滑油塗布

6)レールへの潤滑油塗布

7)ピックアップレンズの清掃

6.端子の洗浄

7.カバーの洗浄
1)TOPカバー

でもこのシミは取れませんね。

2)フロントパネル

8.1日動作確認
動作の不安定が解消されましたので、一日中CDを再生して、安定度を確認します。

朝から夜までCDを動作させました。

問題なしです。
シルバーも目が覚めた様です。

真っ赤はCLASSIK問題なし。
そして、シルバーのCLASSIKもキチンと動作する様になりました。
この2台は、大丈夫ですね。