ケンウッドのハンディー機 TH-F28の修理 ーその6ー

今晩は、Tomです。今朝は、5:00に起きて、6:00過ぎに家を出ました。今日と明日は、仙台で研修があるからです。開始時間がなんと8:20からなので、田舎に住んでいるTomにとってはとても大変です。

さて、週末から始まったケンウッドのハンディー機の修理も、その6を迎えてしまいました。もう少しの所ですが、なかなか決め手がありませんね。
昨日は、音声アンプであるLM386を交換しました。おそらく原因は、このLM386かそこに入る電源を供給しているトランジスタであると思いました。昨日は、その一つであるLM386の交換をした訳ですが、残念ながら直りませんでした。
本日の記事は、もう一方の原因と思われる、トランジスタの交換です。

1. トランジスタ周りの電圧を確認する。

回路図に従い、トランジスタの電圧を確認します。

1) エミッタの電圧

2) ベース電圧

3)コレクター電圧
エミッタとベースの関係はOKなのですがコレクター電圧は、狙いの電圧ではありません。

2.チップ電解コンデンサーを取り出してみる

このトランジスタのコレクター電圧が正常でない原因の一つは、次段のトランジスタについている電解コンデンサーも考えられますので、まずは、このコンデンサーを取り外して、調べてみます。

取り外して容量を確認するために、チップコンデンサーにハーネスを半田付けします。

容量を調べてみると、コンデンサーの容量は問題なしでした。

3.トランジスタを交換する。

さて、いよいよトランジスタを交換します。チップのトランジスタを取り出すのも結構大変です。

1) トランジスタの足を切る

ICと同じように新しいニッパでトランジスタの足を切ります。

2)トランジスタを取り付ける。
当然の事ですが、Tomはチップトランジスタなど持っておりません。
そこで、万能選手である、2SA1015のトランジスタを取り付けます。

これがなんとチップトランジスタの足と配列が同じなんだな〜。助かります。

4.結果

結果は、以前とは異なり、コレクター電圧は2.5Vから12Vに変化しました。しかしながら、ここの電圧は、6.5Vでなければなりません。そうすると、その下の回路が怪しいですね。もうすぐなんですが、なかなか許してくれませんね。次回をお楽しみに!

これから、どうすれば良いのか?
ちょっと考えてみます