マルチアンプ化の夢に向かって -その8- 最後のジャンクアンプのメンテ3

こんばんは、Tomです。今朝起きたら車が濡れていました。どうやら昨夜未明に雨が降ったようです。そして、今日は一日パッとしない天気でした。天気予報では、今日の未明は雪が降るそうです。

さて、今日の記事も昨日に引き続き『マルチアンプ化の夢に向かって』の-その8- 最後のジャンクアンプのメンテ3です。今回は、フロントパネルの裏側、リアパネルの裏側のメンテナンスです。

1.Lチャンネルの音が途切れる
昨日の記事では、左右どちらも音声が出たという記事で終了しました。でも、その後しばらくエージングしていたら、なんとLチャンネルの音が途切れるようになりました。

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そこで、接点不良になるような場所を確認しました。

1)入力端子
まずは、入力端子の標準プラグ部分です。
はじめはここの抜き差しに連動しているようでしたが、ここではありませんでした。

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2)出力リレーの接点
出力のリレーの接点についても確認しました。でも、この場所でも無い様です。

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3)入力のボリューム
それから、入力のボリュームです。
ここを触ると音声が聴こえ、離すと音声が途切れるようです、どうやらこのボリュームの接点がダメなようですね。

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2.フロントパネルの裏側の洗浄
フロントパネルのボリュームのメンテと一緒にパネルの裏側の洗浄を行います。

1)フロントパネルを外す
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こんなに汚いですね。

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2)フロントパネルの裏側の洗浄
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だいぶ綺麗になりました。

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3)パネル奥の底面の洗浄
パネルの奥側の本体の底面部もかなり汚いです。

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ここも洗浄します。

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こんなに綺麗になりました。

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4)パネル奥の基板の洗浄
基板も洗浄します。こちらはパーツクリーナーと綿棒を使用して実施します。

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3.ボリュームの接点不良解消
さあ、綺麗になったところで、ボリュームを取り出しボリュームの接点不良を解消します。

1)ボリュームの取り出し
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2)ボリュームのバラシ
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3)ボリュームの接点不良の解消
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4)組付け
ボリュームを組付けて完了!

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4.リアパネルの裏側の洗浄
リアパネルはボトムカバーと一体になっているので、取り外しが大変です。従って、リアパネルを固定したまま、部品を外して洗浄します。

1)リアパネルの基板とりはずし
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2)基板の下側の洗浄
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3)基板の洗浄
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5.電源ケーブル付近の洗浄
電源ケーブル付近の基板を外して、その周辺を洗浄します。

1)基板の取り外し
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2)洗浄
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これでリアパネルの裏側も綺麗になりました。

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6.動作確認
さあ、動作を確認します。ボリュームの接点不良は解消したでしょうか?

1)電源投入とプロテクション解除の動作確認
電源ON!

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プロテクトは解除されました。

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2)音声の確認
続いてスピーカーを繋いで音声を確認しました。

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Lチャンネルの音声はもう途切れません。大丈夫です。

7.Topカバーを取り付け仕上げ
動作が確認出来ましたので、あとは洗浄したTopカバーを取り付けます。

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フェルトペンで、塗装のはげた部分をメンテします。

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これで完了です!

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とてもひどかったジャンクアンプでしたが、Tomの根気と執念で外も中もピカピカになりました。
心なしか音も綺麗になった様な気がします。
これで、3ウェイのマルチアンプの準備が出来ました。