SONY マグネスケール LF10 の修理 -その6-

こんばんは、Tomです。今日の天気は晴れたり曇ったりと、割と穏やかな天気でした。でも、明日から金曜日までは低気圧が居残り、不安定な天気になるようです。
さて、今日の記事もSONY マグネスケール LF10 の修理の記事で、その6まで来ました。
昨日の記事では、パワーオンディレイリセット回路が出来ました。
今回はそれをマグネスケールカウンターの本体に組み込みます。

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1.電源とリセットの端子の確認
それではパワーオンディレイリセット基板を組み込むために、電源とリセット端子を確認します。

1)電源の確認
まずはリセット基板の為の電源を確認します。

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2)リセット端子の確認
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結果、Tomの予測では、+5Vと-5Vとコモン端子だと思っていたのですが、+5V(黄)、-5V(黒)、+5V(白)でした。

3)リセットスイッチ側の確認
どうも納得できないので、リセットスイッチ側の端子の導通を確認しました。
すると、リセットを押下すると、+5V(黄)と-5V(黒)がショートします。でも、白は??

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スイッチが取り付けられている基板を確認したら、白色の端子は、プログラム(P)のスイッチに。
そうか、Pのスイッチを押下すると、+5V(白)と-5V(黒)ショートします。

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これで全容が判りました。

2.電源とリセット信号を基板に接続
さあ、状況が掴めましたので、リセット基板に配線を行います。

1)電源の配線
先程調べた電源パターンにリセット基板の電源を半田付けします。

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2)リセットのハーネス加工
リセットの黄色と、コモンの黒色のハーネスを切断し、信号を引き出します。

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半田付けします。

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熱収縮チューブを付けます。

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3.動作確認
1)リレーの動作確認
まずは電源を配線したので基板の動作確認を行います

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OKです。

2)リセットの動作確認
いよいよ、リセットのハーネスをリレーに接続し、全体の動作を確認します。

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電源ON!
5秒後にきちんとリセットが掛かります。

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リセットスイッチを押下してもきちんとリセットが掛かります。

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4.スケールの動作確認
それでは最後にマグネスケールのセンサーを動かして、カウントアップするかどうかの確認を行います。

まずはリセットします。

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スケールを動かすときちんとカウントアップします。

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これで大丈夫です。
でもスケール動かしていると突然表示がおかしくなります。
これはスケールのセンサーがおかしい様です。
センサーは交換する必要がありそうです。