4ウェイマルチアンプの構築 ーその16ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は一日中曇り空、そして時々霧雨が降る天気でした。まさに梅雨真っただ中ですね。熱海の土砂崩れは大変な事です、お見舞い申し上げます。2年前の台風19号の時と同じです。
さて、これまで、アグリライフの草刈りの記事が続きました。オーディオライフを楽しみにしていた読者の方には、大変ご迷惑をお掛け致しました。今回から数回は、『4ウェイマルチアンプの構築』の記事をレポートします。今回は、その16で、Arduinoのプログラムの変更を行います。

1.4ウェイマルチアンプのスイッチボックスの問題点

先日、4ウェイマルチアンプのスイッチボックスを製作しました。Arduino のプログラムのお陰で電源投入時は、時1秒毎に順次2台のチャンデバと4台のパワーアンプの電源が入るようになりました。しかし、問題点がありました。それは、電源をOFFした時に、一気に電源が切れるので、パワーアンプの前にチャンデバの電源が切れ、スピーカーから『バリッ』という音がするようになりました。そこで下記のような対策を行います。

① 赤外線リモコンでスイッチボックスのON/OFFOFFを行う。
② Arduinoのプログラムを変更し、赤外線リモコンでONの信号が入ったら、順次電源が入る。それも2つの電源ケーブルの片側を交互に1つずつ電源が入るようにする。
③ 赤外線リモコンでOFFの信号があったら、今度は逆側から順次電源をOFFOFFしてゆく様なプログラムにする。
④ それでも停電で瞬時に電源が落ちるとやはり『バリッ』ととなりますので、スコーカーとツイーターを保護するために10μFのフィルムコンデンサを取り付ける。

今回は、赤外線センサーとArduinoのプログラムを変更します。

2.赤外線センサーを取り出す
まずは、これまで使用していたスイッチボックスから赤外線センサーを取り外します。

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1)操作パネルの取り外し
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2)基板から赤外線センサーの取り外し
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無事、赤外線センサーを取り出しました。

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3.Arduinoのブレッドボードの準備
Arduinoとブレッドボードの準備を行います。

1)控えのArduino
これは、控えのArduinoです。これを使ってプログラムの変更を行います。

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2)ブレッドボードの準備
次にブレッドボードの準備を行います。

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3)赤外線センサーのセッティング
Arduinoに取り出した赤外線センサーを取り付けます。

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4)LEDのセッティング
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4.電源スイッチボックスでの再現
まずは前回製作したスイッチボックスのプログラムをArduinoにダウンロードして、動作を確認します。

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大丈夫ですね。

5.プログラムを変更し赤外線リモコンでの動作を確認
次に、Arduinoのプログラムを変更し、赤外線リモコンでONの信号を受けたら、順次ONして、OFFの信号を受けたら、順次OFFするようになることを確認します。

1)電源ON
赤外線リモコンで電源ONを行います。

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2)電源OFF
次に赤外線リモコンで電源OFFの信号を送り、動作を確認します。

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順次電源をOFFする事が確認出来ました。
これで、Arduinoのプログラムは完成です。