4ウェイマルチアンプの構築 ーその17ー

こんばんは、Tomです。今日の天気も昨日と同じように、曇り時々雨という如何にも梅雨らしい天気でした。この天気がいつまで続くのか?それは7月末までだとは判っていますが・・・・。
さて、今日の記事は昨日に引き続きオーディオライフの記事です。今日も4ウェイマルチアンプの構築の続きです。昨日の記事は、Arduinoのプログラムが完成した記事でした。今回はいよいよそのプログラムをスイッチボックスのArduinoに組み込み、電源スイッチの動作を確認します。

1.電源スイッチボックスのバラシ
まずは、電源スイッチボックスをバラします。

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これでバラシはOKです。

2.Arduinoの取り出しとプログラミング
1)Arduinoの取り出し
Arduinoはホットメルトで固定していたので簡単に取り出せます。

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ホットメルトは便利ですね。

2)配線の変更
プログラムの変更により配線も変更します。

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3)プログラムの組み込み

前回確認して動作がOKとなったプログラムをArduinoに組み込みます。コンパイルしたデータをUSB接続したArduinoにロードします。

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これで、Arduinoのプログラムの変更は完了です。

3.赤外線センサーの取り付け
赤外線リモコンで操作出来る様に、フロンパネルに取り出した赤外線センサを取り付けます。

1)フロントパネルの取り外し
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2)赤外線センサの取り付け

フロントパネルの窓に赤外線センサーをホットメルトで固定します。

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ハーネスは、熱収縮チューブで要所を束ねます。

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シャーシーに元々あった穴にハーネスを通して、Arduinoにつなぎます。

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これで赤外線センサーの取り付けは完了です。

4.スイッチボックスのリレーの動作確認

システムに組み込む前に、この状態でスイッチボックスのリレーがプログラム通りに動作をするかを確認します。

1)電源ONの動作確認
まずはリモコンで電源が順次ONしてゆくかの確認を行います。

① スイッチボックスの電源を入れます。
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②赤外線リモコンで電源をONするコマンドを送出します。
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全ての写真は載せれませんが、きちんとプログラム通り、2系統の電源ラインが1.5秒間隔で、1-1、2-1、1-2、2-2、1-3、2-3・・というように順次リレーが動作して行きます。良いですね~。

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2)電源スイッチボックスのOFF信号のリレーの動作確認
①赤外線リモコンで電源OFF信号を送出
次に、赤外線リモコンから電源OFF信号を送出し、動作を確認します。

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②リレー動作確認

結果、きちんとスイッチボックスのリレーは、4-2,→4-1,→3-2,→3-1→,2-2→,2-1→,1-2→,1-1という順でOFFしました。ころえはつまりパワーアンプが先に電源OFFになり、最後に2台のチャンデバの電源がOFFになる動作です。

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OKです。

5.Arduinoの設置
プログラムの動作が確認できましたので、Arduino基板をホットメルトで本体に固定します。

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6.フロントパネルに赤外線の窓を作る
フロントパネルに赤外線センサーを受け入れられる窓を作ります。

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マスクしていた黒い用紙に赤外線センサーの窓穴を開けます。

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これでフロントパネルはOKです。

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7.システムに組み込み動作確認
いよいよ電源スイッチボックスをシステムに組み込み、チャンデバとアンプの電源の動作を確認します。

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1)電源ON
赤外線リモコンから電源ONの信号を送出します。

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最初に2台のチャンデバの電源が順次入りました。

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そして、最後にスーパーツイータのアンプの電源が入りました。

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2)電源OFF
次に電源OFFのコマンドを赤外線リモコンで送ります。

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するとウーファーアンプ→スコーカーのアンプ→ツイーターのアンプ→スーパーツイータのアンプ→チャンデバ2→チャンデバ1の順で電源がOFFしました。

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成功です!
これで、通常動作時のチャンデバとパワーアンプの電源ON/OFFが赤外線リモコンで出来る様になりました。しかもユニットを傷めることなく、ひとつずつON/OFFしてゆきます。楽しいですね。
次回は停電時のスピーカー保護対策です。