テクニクス ビンテージCDプレイヤー SL-P1200の修理 ーその11ー

こんばんは、Tomです。今朝の最低気温は、-5℃と寒い朝でしたが、日中はは晴れ上がり、そこそこの天気で最高気温は5℃でした。寒い冬ももう少しですね。
さて、今日の記事は『テクニクス ビンテージCDプレイヤー SL-P1200の修理』で、ーその11ーです。
前回は、何とかFLディスプレイが復活しましたが、組付けて確認すると、今度はスピンドルモーターが回転しませんでした。
そこで、今度はスピンドルモーター周辺の信号の確認を行います。

1.スピンドルモーター関連の回路図を準備する
まずはスピンドルモーター関連の回路図を準備します。

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1)スピンドルモータのコントロールチップ
これがスピンドルモーターの駆動をコントロールするチップの周辺です。

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そして現物は、基板の裏側になります。

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2)スピンドルモーターのFBの回路と基板
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3.FB基板の確認

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FBがありません。

2.スピンドルモーターのイネーブル信号と、駆動信号
スピンドルモーターをONする信号を確認します。
電源ON!

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1秒経ったあと、駆動信号は『H』になります。この信号はローアクティブですのでモーターがONするのは、『L』ですのでスピンドルモーターの駆動信号が出ていない事になります。

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という事は、スピンドルモーターの前にCDを認識していない事になります。
次回は、裸の状態で動作を見る様にセッティングして、ピックアップ動作、そしてスピンドルモーターの動作を確認します。
お楽しみに!