ONKYO カセットデッキの修理 

こんばんは、Tomです。今日の天気はほぼ一日中晴れで、最高気温は11℃まで上がり、比較的暖かかったです。明日はまた寒くなり、夕方から雪が降るようです。いよいよですね。
さて、今日の話は、修理依頼品でONKYOカセットデッキの修理の記事です。Tomのブログをご覧いただいた方からの依頼品で、このカセットデッキと、LINNのCLASSIKの修理依頼を頂きました。まずは、ONKYOカセットデッキの修理からです。この故障の症状は左チャンネルの音声が聞こえないという事です。さて、どんな故障なのでしょうか?

1.依頼品のONKYOカセットデッキ
これが、依頼を頂いた、ONKYOカセットデッキです。

このカセットデッキは、CDの様にトレー方式でフロントローディングのカセットデッキです。

2.動作確認
それでは、動作確認を行います。この小さなラジカセは、修理する時の最小限のオーディオシステムです。これで入力信号の確認も出力の確認もできますので、とても重宝します。

それでは再生してみます。

再生してみると、全く右側だけの音には聞こえません。ラジカセの左のスピーカーに耳を押し付けてみると、左からも小さくこもった音が聞こえます。という事は、全く左側の回路が壊れているわけではありません・

インジケータを見ても、写真には撮れませんでしたが、左のレベルもたまに出てきます。

3.バラシ

それでは、ばらします。

4.ヘッドクリーニング

Tomはこのカセットデッキフロントローディングの構造を見たとき、これはばらさないとヘッドクリーニングなどのメンテナンスは出来ないなぁ~と思いました。という事はもしかするとヘッドに汚れが蓄積して音が奇麗に出ないのかもしれないと考えました。
まあ、そうでなくとも
カセットデッキメンテナンスの基本はヘッドクリーニングとキャプスタンとピンチローラのクリーニングですね。

1)ローディングトレイを引き出す

まずはメンテナンスを行うために、トレイを引き出します。

2)ヘッドクリーニング

それでは、ヘッドクリーニングを行います。

ヘッドは結構汚れていました。

5.動作確認

それでは、動作確認をおこないます。

ビンゴ!やっぱりヘッドの蓄積した汚れが原因でした。

6.洗浄・仕上げ

最後に洗浄・仕上げを行いたいと思います。

1)洗浄

2)仕上げ

7.完了!

ピカピカになりました。

ひとまず簡単な修理が終わりました。
次回は、LINNのCLASSIKの修理になります。
お楽しみに!