SONY TC-5350SDの修理 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日は朝からとても良い天気で一日中晴れ、最高気温は26℃で夏日でした。この所毎日のように夏の気温ですね。連休後はもう夏になりそうです。
さて、今日の話題は久しぶりにオーディオライフと修理ライフの記事です。先日、近所の方からSONYカセットデッキTC-5350SDを頂きました。このデッキは、現在ワウフラッターの修理をしているSONYのTC-4300SDのワウフラッターが直らなかった場合の保険として頂きました。今回からTC-4300SDの修理と並行して、TC-5350SDの修理を行います。

1.頂いたTC-5350SD
これが、頂いたTC-5350SDです。この機種は現在ワウフラッターの修理をしているSONYのTC-4300SDの最上位機種です。

TC-4300SDのワウフラッターが直らなかった場合、このTC-5350SDを保険として当てたいと思い頂きました。
このTC-5350SDがうまく動くと良いのですが、さすがに約40年前の機種ですので、一筋縄では行かないと思います。

2.洗浄
頂いたカセットデッキはかなりの年数がたっていますので、流石に埃や汚れが蓄積しています。
そこで、まずは筐体を洗浄します。

1)フロントパネルとTOPカバーの洗浄

2)リアパネル

これで、筐体の洗浄が終了しました。

3.Topカバーのバラシ
次にTopカバーをばらします。

4.内部の洗浄
内部も埃が溜まっているので、内部を洗浄します。

5.駆動ベルトの張りの確認
カセット駆動メカのベルトの張りの確認を行います。
キャプスタンベルトとリールベルトの張りを確認しましたが、まあまあですがちょっと弱いですね。

6.カセット開閉機構の確認
次にカセットの音声を確認するためにカセットの開閉カバーの開閉動作の確認を行います。

カバーが開きません。

少し無理にあけたら開くことが出来ました。
その後、開閉動作を何度も行ったら、普通にカバーが開くようになりました。

7.汚れの確認
外装カバーの洗浄を行いましたが、つまみ類はまだ汚れが取れません。

これは今後の課題ですね。

8.動作の確認
さあ、いよいよ動作の確認を行います。

1)電源の確認
電源の確認を行います。
電源ON!

電源は入ります。

2)音声の確認
カセットの再生を行います。

走行は動きますが、音声はLチャンネルは『ブーン』という物凄いノイズがあり、メーターも振り切れています。
Rチャネルは、音声が小さい感じです。

このカセットデッキの問題点は、メイン基板ですね。
今後は、メイン基板を修理して行きます。
お楽しみに!