こんばんは、Tomです。今日は、曇りそして雨で一日中寒かったですね。ホント寒くて一日中家の中で過ごしました。明日も一日中曇り空の様です。なかなか春が近づかないですね。
さて、今日の話も『SONY カセットデッキ TC-4300SDの修理』で、今回はその5となります。前回はドナーとなるTC-4300SDからモータを取り出し、修理品の本体に移植しました。その後、連続再生をした後、メカニカルな不具合を解消する話です。
1.連続再生72時間の結果
モーターを交換した後もやはりワウフラがありましたので、ネットの記事を見て再生モードで連続再生すると、モーターのローターとブラシの接点不良が解消されるという記事を見て、Tomも3日間(72時間)動かしました。
その後、テープを聴いてみましたが、ワウフラッターは少し改善されましたが、まだワウフラッターは解消されません。
2.ブーリーの清掃&研磨
フェイスブック(以降FB)の方からワウフラッターはメカニカルな部分にスムーズでない場所がある場合が多いというアドバイスを頂きましたので、モータ以降のメカニカルな部分を確認します。
1)巻き取り軸のプーリーの確認
巻き取り軸のプーリーを確認します。
ベルトを外します。
すると、プーリーは結構ベルトのカスなどで汚れていました。
これを綺麗に清掃します。
でも、ワウフラは解消しませんでした。
2)プーリーを研磨
プーリーを見ると、ある場所は綺麗ですが、別の場所は経年劣化で材質が変化しています。
そこで、プリ―を400番で研磨し、600番で仕上げます。
これでも、ワウフラッターは解消されません。
3.プーリーを交換
どうしてもワウフラッターが解消しませんので、ドナーからプーリーを交換します。
1)修理品のプーリーを取り外す
2)ドナーのプーリーを取り付ける
3)動作確認
動作確認を行います。
まだ、少し良くなりましたが、まだワウフラッターは解消されません。
4.サブプーリーの交換
続いてサブプーリーも交換します。
要所にシリコングリースを塗布し、回転をスムーズにします。
そして、ピンチローラ―も清掃します。
最後にワウフラッターを確認します。
動作確認結果、ワウフラッターは解消されませんでした。
だいぶ良い所迄は来ているのですが、まだダメですね。
次回は、ワウフラッターの箇所の解析を行います。
お楽しみに!