こんばんは、Tomです。今日の天気は一日中晴れでしたが、最低気温は4℃、最高気温は17℃と肌寒い一日でした。なんだか秋を通り越して冬の気配です。明日は低気圧が入り込み、少しだけ気温は上がりそうです。
さて、今日の話題は修理ライフの話で『ゴルフシミュレータ OptiShotの修理 シーズンⅣ』で、今回はその1となります。前回は3台のシミュレータを修理したのですが、同じ依頼の方からリピートでまた3台送られてきました。この依頼主はゴルフレッスン場の方なので、結構頻繁に故障するようです。3台の故障ほぼ同じ場所です。おそらく生徒さんがダフッてその場所のセンサーにクラブのヘッドをぶち当て壊れるのでしょう。
1.リピートで依頼があったシミュレータ
これが今回依頼があったゴルフシミュレータ OptiShot です。今回も3台の修理依頼がありました。


このシミュレータのセンサーは、発光LEDと受光のセンサアレイで成り立っています。

2.1台目の修理
まず、一台目の修理を行います。

1)故障個所
依頼された方は、ちゃんと故障している箇所を矢印で、示してくれていました。これは助かりますね。
2)バラシ
それではばらします。


基板は、本体と両面テープで固定されていますので、両面テープにパーツクリーナを塗布して剥がします。


3)故障個所の原因解析
故障個所は矢印の2つの赤外線LEDが光らないことですが、その原因は2つあります。1つは、電流を制限しているチップ抵抗が振動でダフリのショックで破断すること。そしてもう一つは、赤外線LEDの足がダフリのショックで折れてしまう事です。

4)チップ抵抗を調べる
まずは、チップ抵抗の抵抗値を調べます。

150Ωのチップ抵抗の導通はありませんでした。これが原因ですね。
5)チップ抵抗をバラス
そこで、チップ抵抗を取り出します。



チップ抵抗にはんだごてをあてると・・・・チップ抵抗は真っ二に割れてしまいました。





6)新しいチップ抵抗の取り付け
それでは、150Ωのチップ抵抗をはんだ付けします。
チップ抵抗は、これまでの修理の中で保有していますので、大丈夫です。


これで一台目n修理は終わりました。
3.2台めの修理
それでは2台の修理を行います。


1)2台目の故障個所
2台目も1台目と同じ場所の赤外線LEDが光らないようです。

2)バラシ
それでは、本体をばらします。

3)故障個所の原因解析
基板にアクセス出来るようになりましたので、故障個所の位置関係を見てみます。

すると1台目と同じ場所のLEDが光らないようです。

4)チップ抵抗の除去とはんだ付け
チップ抵抗にはんだごてを当てると・・・・・・・。
やはりチップ抵抗はまた壊れていました。


これを除去して、新しいはんだごてで、運動出来ると良いね
3.3台目のシミュレーターの修理
いよいよ3台目となります、


1)故障個所
故障個所はこのLEDの様です。

2)故障個所の原因解析
ばらして、LEDの故障個所を確認します。
やはり同じ場所です。

抵抗値を測ります。

今回は150Ωを示しています。
抵抗を外して、もう一度確します。

やはり抵抗は破損していないようです。
今度は、赤外線LEDを確認します。


このLEDが怪しいです。

取り出してみると、LEDの足が折れていました。

3)新しい赤外線LEDを取り付ける
新しいLEDを取り付けます。


これで、3台のシミュレーションセンサーの修理が終わりました。
次回は、動作確認を行います。
次回をお楽しみに!