CA-600の修理 -その4-

おはようございます。Tomです。東北地方は今日も雨降りです。Tomは今週末から9日間の遅い夏休み(節電のシフトのため)です。来週の火曜日は、楽しみにしていたゴルフがあるので少しでも練習をしておきたいのですが、雨降りとあっては、何も出来ません。

さて、昨日CA-600のパワーアンプ部の部品が入荷しましたので、本日はスムーズな修理が出来るよう、段取りを行います。

1.現状のパワーアンプ部の写真を残す。

 修理で非常に大切なのは、修理前の状況を記録する事ですね。若し失敗した時に、なぜなんだろう?とか、元に戻そうと思った時に非常に助かります。また、修理している途中で、配線が必ずと言っていいほど断線します。コネクタがついていればいいのですが、昔の基板は、リード線が基板に直接半田付けされていますので、基板を引っくり返していたりすると半田の根元からすぐに切れてしまいます。その断線が2箇所に及んだ時に大変な事になるわけです。そんな時、写真を撮って置けば、元に戻すことが出来ます。まあ、回路図があれば別にたいしたことは無いのですが・・・・・。一応念のため。

 1)RチャンネルのPCB

 2)LチャンネルのPCB

 3)Rチャンネルの基板には印を付けておく。

2.部品の段取り


 見た目非常にシンプルなパワーアンプだと思っていましたが、部品が届いてみると、結構部品がありますね〜。抵抗とコンデサが殆どで、その他トランジスタ少々。抵抗は一応予備として1個追加してあるのでそのせいでしょうか??

 1)パーツリストをベースにシートを作る

 2)抵抗を各レンジに分ける。

1/4抵抗のみをテスターを使って100K、10K、1K、それ以下のオーダーに分ける。
   このときに、同じ抵抗の塊を作っておくと次に作業がしやすい。
   テスターは200kΩのレンジで実施すると、手際が良い。カラーコードを読んでもいいが、テスターの方が早い。特にTomの様な老眼には・・・・(笑)。

 3)各レンジの抵抗を整理し、シートに刺す。

まず、数の多いレンジから整理する。この時は、kΩレンジが多かったので、それ
から実施。テスターを20kΩレンジにして、正確に抵抗値を読み先ほど打ち出したリストのその抵抗の値の場所に差してゆく。本当は発砲スチロールの様なシートがあればもっと作業しやすいと思いますが、本日はこれで我慢。

 4)部品の足をテープで固定する。

裏側は、抵抗の足が元に戻らないようにセロテープで止める。

 5)同様に、全ての抵抗とコンデンサを整理する。

本日は、ここまです、この段取りだけですでに1時間強かかりました。でも、この段取りがこれからの修理の効率を格段にアップさせます。明日は、いよいよ部品交換です。