こんばんはTomです。今日も朝からとても天気の良い日でした。心配していた台風16号も大きく南側に外れ、本来は夕方から崩れるという天気も大きく崩れない状態でした。明日の天気はそこそこでしょうね。
さて、今日の記事は、LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン11 ーその2ーとなります。前回は動作の確認とフロントパネルのバラシを行いました。今回は、フロントパネルの基板の修理を行います。
1.電池フォルダーと電解コンデンサの取り外し
さて、これから修理を行いますが、基板の研磨を行う為に、邪魔になる電池フォルダーと、電解コンデンサを取り外し、不要な半田を取り除きます。
1)電池フォルダーを取り外す。
2)電解コンデンサを取り外す
3)邪魔な半田を取り除く
2.基板を研磨する
基板上の邪魔な部品を取り除きましたので、早速1000番の紙やすり(水ペーパー)で腐食した基板を研磨します。
1)基板の表面の研磨
まずは基板の表面の研磨を行います。1000番の紙やすりに水を含ませ、静かに基板を研磨します。
2)パターンが切れている個所の発見
ここもヤバそうですね。
3)基板の裏側の研磨
基板の裏側は、問題なさそうです。
3.テスターで断線と部品不良を確認する。
次にテスターでプリント基板のパターンの断線と、基板上のチップ部品の不良を確認する。
1)パターンの断線の確認
2)不良部品の確認
そして、部品不良を確認します。
どうやら、5Vから3.6Vを生成するレギュレータの360Ωの抵抗が腐食してNGとなっていました。毎度の事です。
それと並列接続されている、チップセラミックコンデンサもNGでしょう。
4.部品の交換
さて、いよいよ 部品を交換します。
1)360Ωの抵抗
Tomは360Ωという抵抗を保有していませんので、手持ちの抵抗でほぼ360Ωの抵抗を作ります。
ほぼ360Ωですね。
2)チップ抵抗の取り外し
チップ抵抗を取り外しましたので、その下に合ったパターンを研磨します。
3)360Ωの抵抗を取り付け
先程製作した、自作の360Ωの抵抗を半田付けします。
4)断線部にジャンパー線を這わす
そして、パターンが切れている場所にジャンパー線を這わせます。
5.動作確認
直っているかどうか判りませんが、一応動作確認を行います。
ダメですね~。7セグのLEDも光らなければ、電源のパイロットランプも光りません。
さあ、いよいよ本格的な修理になって行きそうです。
この続きは週末に実施します。楽しみです!