KENWOOD 2mオールモード機 TM-255の修理 ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、晴れたり曇ったりの天気で、最高気温は29℃とまずまずの天気でした。だんだん夏に近い天気になってきましたね。でも、台風5号が発生したそうです。週末は大丈夫ですが、来週は影響がありそうです。
さて、今日の話題も昨日に引き続き『KENWOOD 2mオールモード機 TM-255の修理』で今日はその3です。
前回、USB延長ケーブルを改造し、コントロールパネルと本体を繋ぎ、復活しましたが、表示がおかしいのとバックライトが点灯しませんでした。それだけでなく、USBケーブルのハーネスに意味を持たせていなかったので、それも含めて修理します。

1.USBのハーネスの変更
コントロールパネルと本体のインターフェース部に、USBケーブルのハーネスを直付けしました。このハーネスを直付けする時に、カラーコードの順番で半田付けしましたが、これは意味がある様で意味がありません。本来はUSBの電源とシリアルI/Fの意味を持たせておかないと別のコントールパネルにUSBケーブルを接続した時に、信号線が合わない事になります。そこで、ハーネスをきちんと修正します。

1)ハーネスの取り外し 

2)ハーネスの接続に意味を持たせ半田付け

3)コントロールパネル基板も同様に半田付け
コントロールパネルの基板も同様に半田付けし、テスターで導通とショートの確認を行います。

2.動作確認
USBコネクタを接続し、動作確認を行います。

電源ON!

きちんと電源が入り、バックライトは光らないですが、表示パネルはきちんと表示されました。
ハーネスを半田付けする時にLCDユニットを外し、接点不良を解消したので、表示が復活しました。

3.チップ電解コンデンサの交換
コントロール基板を見たら、チップ電解コンデンサの交換がされていませんでした。
このチップコンデンサは、液漏れして故障するので、折角コントロールパネル基板を修理しているので、このコンデンサも交換します。

1)1つ目の電解コンデンサの交換

2)2つ目の電解コンデンサの交換

4.バックライトのLED化
バックライトの麦球をLEDに変更します。

1)交換するLED
交換するLEDは白色LEDです。

2)チップ抵抗を交換
これまでは麦球でしたので、抵抗は10Ωでしたが、今度はLEDなので820Ωの抵抗に変更します。

先日、LINNの電源の修理でチップ抵抗を購入していたので、これを使用します。

3)LEDを仮止めし動作確認
それではLEDを仮止めし動作を確認します。

大丈夫ですね。

4)LEDを正式に設置
動作が確認出来ましたので、LEDをきちんと設置します。

5.動作確認
それでは、いよいよ動作を確認します。
スイッチON!

おーっ!綺麗点灯していますね。成功です!

でも、数10秒経つと、突然電源が落ちました。

なになに、どういう事?
何が悪いの?折角直ったと思ったら、予期しない故障です。
次回は、この電源が落ちるという原因を探ります。
次回をお楽しみに!