TANNOY Super Red Monitorの修復 −その3−

おはようございます、Tomです。今日は、その3回目。いよいよスピーカーユニットを組み込みます。楽しみですね〜。

1.スピーカーの隙間埋め
 スピーカーの径と穴の径は、その大きさにズレがあり、スピーカーユニットの方が小さい様です。そこで、隙間テープでその隙間を埋める事にしました。まあ密閉式ではないので、あまり神経質になる必要はないのですが、ガタツキ防止にもなりますので、一応貼ることに。

2.六角ボルトの購入
 前回、六角ボルトでユニットを仮止めしてみようかと思ったら、30mm長の六角ボルトでは、鬼目ナットまで届かない事が判りました。そこで、今回別のお店に行って見たら、なんと50mm長の六角ボルトがちゃんとあるではないですか。いや〜あるところにはあるもんです。これでユニットが取り付けれられます。
 

3.オリジナルのユニット取り付け穴の処理の検討
 今回は、背面取り付けタイプのユニットを前面に取り付けているため、オリジナルの取り付け穴がどうしてもユニット外側に出てしまいます。そこでこんな金具を探してみました。

これを半分に切って2個使いにします。そして、今回開けた取り付け穴できちんと固定した後、ダミー金具としてオリジナルスピーカーの止め部4点にこの金具付けて見たらいいかな?なんて考えてみました。下記が取り付けを仮装した場合です。もちろん色はブラックに塗ります。

しかし、ちょっとイカツクなってしまいますので、今回は、オリジナルの六角ボルトをそのまま取り付けて穴埋めすることにしました。

4.ユニットの取り付け
 さあ、いよいよユニットの取り付けです。下記の様に最初にオリジナルの六角ボルトを取り付けます。するとオリジナルの六角ボルトの縁とスピーカーユニットの縁はピッタリになり、スピーカーの中心位置がこれで決まることが判りました。これは、オリジナルの六角ボルトを取り付けた事による相乗効果となってくれた様です。
 4本のオリジナルボルトで位置が決まったところで、本来の取り付けの六角ボルトを締めて行きます。オリジナルのボルトに対し、今回のものはM5なので、なんと貧弱なことか・・・でも六角のステンレスボルトなので、しっかりと取り付けが出来ました。

5.取り付け完了
 取り付けが完了しました。当初気にしていたオリジナルの六角ボルトも、さほど気になりませんね。

さて、さあ立ててみましょう!
ウーンなかなかいい感じじゃないですか?満足です。これにダミーのネットワークプレートを取り付けて完成です。

6.もう一方のSPに難あり
 さて、一応仮想L側(左チャンネル)のスピーカーBOXはうまく取り付きました。しかし、右側の方は、昨日鬼目ナットの刺さりが甘く、バッフルの裏側で空回転してしまい、鬼目ナットが効かない状況に。これは困った。これをきちんと固定できていないと、今度はユニットが外れなくなるという問題が生じます。これの原因は、オリジナルの鬼目ナットとの干渉があり、一本くさびをなめしていることと、残った三本のくさびのうち、2本のくさびがスピーカーの開口部ぎりぎりの場所にあり、うまく刺さらない為に起こっています。
そこで、このボンドで鬼目ナット部を固定することにしました。
このボンドは、強力で金属・木工用と書いてありますので、ちょうどピッタリかな?と思っています。

ボンドを塗り、鬼目ナットが落ちてこない様、テープで固定します。昨日の夜からですので、今朝は殆ど乾いていると思いますが、12時間乾燥させなさいと書いてありますので、今朝のユニットの取り付けは行いません。おそらく本日会社から帰ったら、しっかりと固まっていることでしょう。ここで焦って、外れてしまったら何にもなりません。ここはしっかり気を落ち着けて『鳴かぬなら、鳴くまでまとうホトトギス』ですね。

今、Lチャンネルだけ音を出してみてますが、低音のf0が下がったような気がしてます。結構低い音も再生しています。ただブーミーな感じもしますので、今後高さを変えて調整が必要かと思われます。