TANNOY Super Red Monitorの修復 −その2−

おはようございます、Tomです。一昨日から始まったTANNOY Super Red Monitorの修復は、今回で2日目です。昨日から今朝にかけては、ネットーワーク関連のメンテナンスを実施しました。今日は、その記事を書こうと思います。

1.ネットワークの清掃
  今回使用するネットワークは、Red Monitor用のものではなく、レクタンギュラーヨークから外したものです。理由は下記の2つです。
 ①ネットワークは、もらえなかった。
   ネットワークは、SPユニットをもらったKamaさんが頂く事になった。
 ②ネットワークは、本来、ユニットの特性に合わせてクロスオーバー周波数を決めているので、ユニットについて回るものだと諦めた。
 ③その代わり、メクラ板だけでもいいからと言ってそれを頂いた。

 従って、このネットワークは表に出て来る事はありませんが、綺麗な方が気持ちよいので、いつもの様に、マジックリンと歯ブラシで清掃します。

2.接点の復活
  このネットワークは、毎日使用しているので、接点不良はあまり無いと思いますが、アッテネータの接点くらいは、エレクトロニッククリーナーで綺麗にしましょう。

3.ネットワーク基板の再半田
 やはり、この基板は年代物なので、いつもの様に基板の再半田を行います。これで、半田は全てフレッシュに!

 1)再半田

 2)エレクトロニッククリーナーと歯ブラシで清掃

 3)基板はピカピカに!

4.ネットワークの取り付け
  さて、今度はネットワークの取り付けです。

 1)スピーカー端子への接続
  スピーカー端子への取り付けは、元々ネットワークの入力ハーネスについている平ラグの状態でそのまま取り付けます。こうやって見ると、いくらアンプからスピーカーの入り口まで太いケーブルでしっかりと持ってきて、最後にバナナクリップで仕上げても、中はこんな貧弱なハーネスなんだな〜。とちょっと拍子抜けします。

 2)ネットワークの固定
  ネットワークは箱の中にそのまま固定します。中でガタガタと振動しないように、ネットワークに、隙間テープを貼ります。

  その後、結束バンドの太いやつでしっかりと固定します。

5.メクラ板とダミーツマミの確認
 ここ迄来たので、メクラをあてがってみましょう。

 1)ネットーワークのツマミを取り外す。
  ネットワークのアッテネータのツマミは、今回のダミーパネルに合いそうなので、どうせ内蔵するし、切り替えることも無いので、取り外しておきます。

 2)メクラ板をあてがって見る。
  メクラ板を本体にあてがって見ます。そして、取り外したツマミも・・・・、同でしょうか?ツマミはピッタリ!(当たり前といえば当たり前)、メクラ板が付くと一気にしまりが出ますね。

 3)ツマミが2個足りない
  しかし、Red Monitorのツマミが3つに対し、レクタンギュラーは2つなので、1つ足りません。このネットワークのメクラ板はサランネットの陰には隠れませんので、何か代用するものはないか探してみました。すると以前紹介した自作の秋月のオシレータキットのツマミが非常に似ている事に気づきました。

 4)秋月のツマミをあてがって見る。
  オシレータから、ツマミを取り、メクラ板にあてがってみると、ウーム、ちょっと小さいです。まあ、このツマミも1つしかないので、今度、根気良く秋葉を探すか、ヤフオクでじっくり出物を待つことにします。いずれにしても音には全く関係ないので、1個は何かで塞いでおきましょう。

  
今日は、ここ迄です。毎日少しずつ進んでいます。