YAMAHA モニタースピーカー NS-1000Mの修理 −その11−

こんばんは、Tomです。今日は、昨日の雨とは打って変わって、かなり暑かったですね〜。残暑が厳しい!でも、台風12号は、日本海に抜け熱帯低気圧に変わりましたので、台風の影響はなくなりましたね。これで一安心。

さて、YAMAHAのモニタースピーカー NS-1000Mの修理も後半になってきました。昨日はBOXの塗装と鏡面仕上げをレポートしました。
今日は、アッテネータとネットワーク周りのメンテナンスです。

1.アッテネータのメンテナンス
まずは、アッテネータのメンテナンスからです。

1)アッテネータの取り出し
アッテネータの周りは、コンパウンドの粉で白くなっています。
まずはアッテネータを取り出します。

取り出しました。

2)コンパウンドの粉を取り除く
次にコンパウンドの粉を雑巾と歯ブラシで取り除きます。

3)アッテネータの接点のガリを取る
最後に、アッテネータにエレクトロニッククリーナーを吹き付け、つまみを回して接点のガリを取り除きます。

2.ネットワークのスピーカー端子の交換
次はネットワーク関連のメンテナンスです。
マスキングを外します。

このセンモニは、モニタースピーカーで1本12万円という価格の物なのに、なぜかスピーカー端子はワンタッチ式で安っぽい。

1)購入したスピーカー端子
そこで、ヤフオクセンモニ用の高級感のあるスピーカー端子を購入しました。
これに交換します。これならバナナプラグ使えますね。

2)古いスピーカー端子を取り除く
まずは、現在ついている端子を外します。

あれ?ビスを外したのに簡単に取れません。

3)ネットワークを取り出す。
仕方ないのでネットワーク全体を取り出します。

それにしても、ビスの本数が半端ない。やっと取り出せました。

4)本格的に端子を取り出す
ネットワークユニットを取り出せたので、今度は本格的に力が入ります。

精密ドライバを差し込んで、エイ!

あれ?端子のブラケットが割れましたが端子自体はしっかり取りついています。

これでは、取り出せる気配がありません。

3.裏側から攻める
これはもう裏側から攻めるしかないようです。
まずは、基板を止めているビスを外します。

ところが、基板のビスを外しても基板は少しも動きません。
それもそのはず、ネットワークの部品から出ているハーネスで、基板はがんじがらめです。

4.ネットワークユニットを切り離す
もうどうしようもないので、Tomの作業場できちんと交換するために、ハーネスを切断しユニットをばらします。

この後は、作業場でじっくりとバラします。

たったスピーカー端子を取り出すのに、結構大事になってきました。
明日をお楽しみに!