アキュフェーズ プリアンプ C-200Xの修理 ーその5ー

こんばんは、Tomです。今日は、一日中曇り空でしたが、最高気温は28℃で、そこそこの天気でした。関東では、夏日だったそうです。
さて、今日の話題は、『アキュフェーズ プリアンプ C-200Xの修理』の記事に戻ります。前回は電解コンデンサの交換を行いましたが、ボリュームに連動した低いハム音は消えませんでした。Tomが推測するに、音声入力からプリアンプまでの経路のGNDが半田不良などで、浮いていると思われますので、今回からしばらくの間、信号入力からプリアンプの入り口迄の間の半田接触不良を解消して行きます。

1.今回のメンテナンス箇所
今回のメンテナンス箇所は、音声入力からセレクター、モードスイッチユニットです。

2.バラシ
それでは、早速バラシを行います。

これで基板が取り出せませんでした。

こうなると大変です。フレームをばらさなければなりません。

ここ迄ばらすのにこんなにビスを取り出しました。

3.入出力RCA端子周りの再ハンダ
それでは、まず音声入力関連のRCA端子からメンテナンスして行きます。

1)端子の再ハンダ
まずは、端子の再ハンダを行います。

銅版にGND線が集中していますので、そこを半田付けします。でも熱容量大きいので歯が立ちません。

2)コネクタを外し、銅版を外し再ハンダ
致し方ないので、コネクタを外し銅版をリアパネルから外し熱容量を下げて、再度半田付けします。

それでも、半田付けは不可能でした。

3)圧着端子で繋ぐ
半田付けは出来ないので、圧着端子でGNDを繋ぎます。

4.セレクター基板のメンテナンス
1)セレクター基板の再ハンダ

再ハンダ完了

2)セレクターとモードスイッチの洗浄

5.組付け
それでは組付けます

6.確認
それでは、音声の確認を行います。

音声はきちんと確認出来ました。

次に無音にしてから、ボリュームを上げて行きますが、やはり小さなハム音が聴こえますね。

今回は入力端子から、セレクター、モードスイッチ迄の経路のメンテナンスを行いましたが、小さなハム音は消えませんでした。
次回は、そこからフロントパネルまでの経路のメンテナンスを行います。
お楽しみに!