アキュフェーズ プリアンプ C-200Xの修理 ーその10ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、午前中晴れ、そして午後は曇りのち雨でした。気温は昨日よりも少し暖かくなりました。明日は曇りのち雨です。折角の3連休なのにね。
さて、今日の話題も、『アキュフェーズ プリアンプ C-200Xの修理』で、その9になりました。
前回は、ついにフラットアンプの基板のメンテナンスまで来ました。フラットアンプ基板には、Lチャンネル、Rチャンネルともに5つくらいの半田クラックがありましたので、期待したのですが、残念ながら再ハンダをしてもハム音は無くなりませんでした。今回は、GNDを含む電源を確認します。

1.GNDを再確認する。
まずは、AUXの入力部のGND線が基板に接続されている部分をもう一度再ハンダします。
今度は、ラッピング線と、ラッピング端子をきちんとヤスリ掛けし、再度半田づけしました。

2.電源部の信号を確認する。
それでは、メイン電源部の電源電圧波形を確認します。

1)電源電圧確認
電源電圧を確認すると、±13Vを確認しました、

でも、AC接続にして、それそれの電圧のレンジを大きくしてみてみると、少しリップルがあります。

  • 13V


  1. 13V

2)フラットアンプの電源電圧を確認する
メインの電源では、少しリップルがありますが、フラットアンプを含む各アンプユニットは、見た感じ、大きな電解コンデンサと安定化電源があるように見えます。

フラットアンプの電圧確認すると波形は綺麗です。

殆どリップルがありません。
これでは、ハム音が出る可能性は低いですね。

3.GND強化の結果を確認する
電源の波形は問題ない事を確認しましたので、最初にGNDの接点を強化した結果を確認します。

やはりハム音は小さいのですが、まだ消えていません。
残念です。
暫く休んで、対応の仕方を考えてみたいと思います。