トロイダルトランスを使用のTDA7293のパワーアンプ製作 −その2−

おはようございます、Tomです。今朝の外気温は±0℃。昨日の−4℃に比べると暖かいですね。まだまだ寒いですが、最近は日差しが春めいています。

さて、今日の記事も昨日の続きで、トロイダルトランスを使用したTDA7293のアンプ製作 −その2−となります。今日は、昨日レポートした、整流基板を実際に電源ユニットに取り付けてゆきます。

1.スイッチング電源を取り除く
まずは、スイッチング電源を取り除きます。

2.トロイダルトランスを取り付ける
それでは、スイッチング電源を取り外した場所にトロイダルトランスと整流回路を取り付けます。

1)レイアウトを行う
まずは、トロイダルトランスと、整流基板をレイアウトしてみます。

2)トロイダルトランスと整流基板の穴を開ける
次にトロイダルトランスの穴を開けます。

整流基板の穴を開ける

3)トロイダルトランスの取り付け金具
トロイダルトランスの取り付け金具はこれです。

まずはマットを敷きます。

そして、トランスを金具で挟み込んで取り付けます。

トロイダルトランスの一次側を、圧着端子で接続します。

4)整流基板に配線する
トロイダルトランスの二次側のハーネスを整流基板に半田付けします。

これで、整流回路までの回路は完成です。

3.整流回路の動作チェック
整流回路の動作を確認します。
電源を入れる前に、回路にショートがないかを確認します。

大丈夫の様ですので、電源をONし、オシロスコープで、電圧波形を確認します。

+30V

−30V

多少リップルがありますが、ここまでの電解コンデンサの容量は1000μFなので、そんなもんでしょう。

4.整流基板を取り付ける
整流基板の動作が確認出来たので、その基板をユニットに取り付けます。

そして、後段のコンデンサ基板に接続します。

5.動作確認
コンデンサ基板(10,000μF)を通した後の電圧波形を確認します。
だいぶリップルがとれました。

ACモードにしてリップルの大きを確認します、
モードは、500mVです。

リップルは10mVくらいですので合格です。

6.完成

これで、電源ユニットがスイッチング電源から最小限の変更でトロイダルトランスの電源変更できました。

最後に蓋をして終了です。

これで、トロイダルトランスの電源ユニットは完成です。
次回は、実際にアンプを繋いでテストします。
楽しみです!