トロイダルトランスを使用したTDA7293のパワーアンプ製作 −その4−

こんばんは、Tomです。今日は土曜日でお休みでしたが、日中は結構暖かい日でしたね。でもこの暖かさは今日だけで、明日は雪が降るという予報です。

さて、本日の記事はトロイダルトランスを使用したTDA7293のアンプの製作のその後です。前回は、電源ユニットも出来て、アンプに繋ぎましたが、スピーカーをつないで確認しようしたら電源のヒューズが飛んでしまった所で終了しました。実は替えのヒューズが無かったんです。

1.ヒューズを購入

先日、会社の帰りにDIYにより、ヒューズを買ってきました。今回は簡単に切れないように、5Aのヒューズを購入しました。

2.電源を入れ動作の確認

さて、電源を入れ動作を確認しますが。今回は危ないのでアンプを外して電源ユニットと平滑コンデンサまでにします。

スイッチON!
そしたら、なんと『ジリジリ』と音がして、またヒューズが飛びました。

これは、どこかシュートしているでしょう!

3.ショートの確認

  1. 30Vと-30Vの端子の抵抗値を測りました。

すると、-30V側がショート状態である事が判りました。

4.整流基板のショートを確認
早速カバーを開け、整流回路のショート状態を調べたら、-30V側のダイオード側がショートしているようです。

基板を外し、基板のショート状態を確認しましたが、基板ではなさそうです。

5.ダイオードのショートだった

不良品に当たってしまったのかと思いました。

6.電気の先輩に相談

私の仕事場の隣に技師長のTakeさんがいるので、相談をしてみた所、ショットキーバリアダイオードは周波数特性はいいけど、逆耐圧は低いというアドバイスを頂きました。

さっそく、購入したショットキーバリアダイオードの特性値を調べたら、なんと逆耐圧は28Vでした。これじゃぁ壊れてもおかしくないですね。

今回、初めてショットキーバリアダイオードを使ってみました。
スイッチング電源でも使用されているショットキーバリアダイオードは、周波数特性が良いので購入したのですが、逆耐圧がダメだったとは・・・・。
反省です。
勉強になりました。
今度はファストリカバリーダイオードを使用してみますかね。