こんばんは、Tomです。今日は寒かったですね。折角暖かくなったのに、また冬に逆戻りです。でも、家の庭の枝垂れ桜もちょろちょろと咲き始めました。
さて、今日の記事も『CROWN D-150Aの修理』で、今日はその6となります。昨日はOPアンプ周辺のトランジスタの生死の確認を行いましたが、今回はダイオード、そしてOPアンプの出力の次の段のトランジスタを確認します。
1.ダイオードの生死確認
今回確認するのはOPアンプの周辺回路のダイオードです。
1)D100の取り出しと確認
既にトランジスタは確認して対策も行いましたので、ダイオードを確認します。
確認します。
確認結果、OKでしたので、元に戻します。
2)D200の取り出しと確認
3)動作確認
一応半田付けもきちんとしたので動作確認します。
やはり改善しません。
2.OPアンプの次の段のトランジスタの生死確認
次に、OPアンプの次の段のトランジスタを取り出し生死を確認します。
1)Q101の生死確認
2)Q201の生死確認
続いてQ201です。
このトランジスタも生きていました。
3.基板上の半導体すべてのショートを確認する
OPアンプ周辺以外の半導体(トランジスタ、ダイオード)全てを基板から取り出さずに、ショートモードで故障しているかどうかだけの確認を行います。
基板上のすべての半導体のショートを確認しましたが、ショートモードでの故障はありませんでした。
4.再ハンダの準備
これまでメンテしてみて、思ったのは、片面スル―ホール無しの基板なのに、部品のリードが半田面で折られておらず、且つ部品リードの長さも短いので、半田と部品のリードの接触不良が十分に考えられます。そこで、次は半田面の再ハンダを行います。
1)ハーネスの取り外し
再ハンダをするのですが、基板が取り出せず、非常にやりずらいので、再ハンダがしやすいように、ハーネスを一旦取り外します。
ハーネスを取り外した場所にマーキングします。
これでハーネスが無くなり、再ハンダがやり易くなりました。
2)ヒートシンクを取り外す
基板の両側にあるヒートシンクは基板の端っこの再ハンダを行うには邪魔になりますので、これも取り除きます。
これで、再ハンダの準備が出来ました。
次回は基板のすべての箇所を再ハンダします。
お楽しみに!