トロイダルトランスを使用したTDA7293のパワーアンプ製作 −その5ー

おはようございます、Tomです。今朝の外気温は-6℃。ちょっと寒いですね。でも、昨夜から雪が降りだし大雪になるという予報でしたが、殆ど降ら無かったので、良かったです。

さて、今日のレポートは、トロイダルトランスを使用したTDA7293のパワーアンプの製作ーその5−となります。先週、ショットキーバリアダイオードが耐圧の問題で壊れてしまい、現在ダイオードの到着待ちなので、週末の日曜日は、今回製作するアンプのシャーシーを準備しました。

1.シャーシーとなるジャンクアンプ
シャーシーとして使用するのはこのアンプです。これはビクターのモノラルアンプですが、ヤフオクで1500円で落札しました。

今回は、このアンプをバラして臓物を取り出します。ちょっと長いですが我慢してね。

2.外装のバラシ

早速外装をバラシてみます。

中を開けたらビックリ!パワーアンプなのに回路がぎっしりです。
また、日本特有の不要な回路がたくさん入っているんでしょうね。

3.リアパネルのバラシ

本格的なバラシに入ります。
まずは、リアパネルです。

ここまでバラしてもリアパネルが取れないので、ボトムカバーを取り外します。

ボトムカバーを取り外すと、電源ヒューズの基板がありました。これが電源ハーネスを固定していたため、リアカバーが取れなかったんですね。電源ハーネスをニッパーでカットします。

これでリアパネルが外れました。

4.フロントカバーのバラシ
リアの次はフロントカバーです。
まずはフロントカバーのボトム固定ビスを外します。

Top側はビスではなくブッシュの様です。ブッシュとビスの区別はないで行っているのでしょうか?意味が分かりませんね。

これで、フロンパネルが外れました。

5.入力+コントロール基板のバラシ

続いて入力とコントロール基板をバラします。
まずはハーネスを取り外します。

コントロール基板を真上に引くとメインボードとコネクトされているだけなので簡単に取り外せました。

6.サラウンドパワーアンプ基板のバラシ

恐らくですが、サラウンド用のパワーアンプだと思われる基板だと思いますがこれをバラします。

7.冷却FANのバラシ

次は冷却 FANをバラします。

冷却FANを取り出すと、ヒートシンクが二重構造であることが分かりました。面白い構造ですね。

8.スピーカーOUT基板のバラシ
もう一つメイン基板に刺さっている基板があります。それがスピーカー出力基板です。これを取り外します。マイナスドライバーで基板をこじ上げます。

スピーカー出力の基板が取れました。

9.メイン基板のバラシ
そしてついにメイン基板に到達です。このビスを取り外します。

10.トランスのバラシ
最後はトランスです。まずは固定ビスを取り外します。

でもビクともしないので、マイナスドライバーでこじります。

これでやっとトランスが取り出せました。

これで、ほとんどの部品を取り出しました。

11.ヒートシンクを取り出す

これから製作するアンプのヒートシンクにピッタリなので、基板からヒートシンクを取り出します。
まずはパワートランジスタのバラシです。

ヒートシンクが取り出せました。

12.洗浄
これから使用するシャーシーと、ヒートシンクを洗浄します。
洗浄は、いつものマジックリンと歯ブラシです。

これで、アンプのシャーシーが準備出来ました。
後は、電源用のダイオードが到着すれば製作が再開できます。
楽しみですね!