カラオケアンプの修理

こんばんは、Tomです。今朝、出勤時の天気は雲一つないピーカンの秋の空でした。それにしてもお天気が続きますね。通勤の車も、オフィスにいても暑いくらいでしたね。明日から天気が崩れるようです。

さて、昨日から始まった、Tomのお友達のゴルフの先生のアンプ修理です。昨日はYAMAHAのプリメインアンプAX-900の修理でした。昨日は、見事に30分程で修理が完了しました。
今日はカラオケアンプの修理です。
このアンプは、以前ヤフオクでゲットしたものを修理し、カラオケが大好きな先生にプレゼントしたものです。、
この故障の症状は、右側の音が出なくなったそうです。

1.症状の確認
それでは、症状を確認してみましょう!
昨日と同じようにiPhoneを接続し、音楽ソースを入力し、壊れてもいいスピーカーを接続します。
結果
あれ?多少ガリはあるものの、左右からキッチリ音楽が聞こえます。

試しに、マイクを接続してみます。
こちらも大丈夫です。エコーも掛かります。

2.突然症状が・・・
ところが10分程すると、突然右の音が聞こえ無くなりました。

そこで、4チャンネルある入力に一つ一つ切り替えて音楽信号を入れて行きます。どこに刺しても右側の音が聞こえません。

ところが、一番奥のピンジャックに刺したら、左右から音が出ました。でも音が少し変です。よく見たら、この端子はRECアウトの端子でした。でも、両方から音が出るので、パワーアンプは白であることが分かりました。

3.バラシ
それでは、さっそくばらしてみましょう!

カバーを開けてみると、こんな感じです。

4.さらに確認
プリアンプ部のコネクタや部品に触って、接触などを確認します。でも、どこにも変化はありませんね。

再度マイクをさして、左右の音を確認すると、マイクの音は左右どちらからも聞こえる事が分かりました。ということは、マイクアンプは白です。

5.パネルをバラす。
それでは、プリアンプにアクセスするために、マイクアンプを取り出します。でも、この前に前面パネルをバラしましょう。

6.マイクアンプの基板を取り出す
マイクアンプ基板を取り出すために、ボリュームのナットを外します。

次にその下にあるスーパーエフェクターという基板を取りはずします。

取り出した基板は新聞紙などでショートしないようにガードします。
これで、プリアンプ基板にアクセス出来るようになりました。

7.プリアンプのコネクタなどを探る
さて、いよいよプリアンプの何処に原因があるかどうかを、コネクタや部品を押したりして、接触を確認します。
するとこのコネクタで症状が出ました。

8.プリアンプ基板をバラして対策
それではプリアンプ基板をバラします。

基板のコネクタを再半田します。

コネクタの接点をエレクトロニッククリーナーを吹きかけ、カッターで接点も磨き、接点不良を改善します。

9.対策の確認

プリンアンプを元に戻し、対策の効果が出るか確認します。

結果、左右からキッチリ音が出る様になりました。
ここまでの作業時間は約50分でした。
この状態でしばらく様子を見ることにします。