アキュフェーズ プリアンプ C-200Xの修理 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、午前中は晴れて、とても良い天気で気持ちの良い日でした。でも、午後は急に曇り、時折雨もぱらつきました。まるで女心と秋の空という感じですね。
さて、今日の記事は、昨日に引き続き、『アキュフェーズ プリアンプ C-200Xの修理』の記事で、今回はその2となります。前回は、全ての端子とファンクションに関して動作を確認しました。動作は、OKですがやはり頂いたかたからのメッセージ通り、ボリュームを上げると片チャンネルからハム音が出ていました。
今回は、C-200Xのケースの天板をバラし、中を確認してみます。

1.天板をばらす
さあ、C-200Xをバラして中を確認してみましょう!

天板の下は、こんな感じです。

あれ?電解コンデンサの被覆が弛んでる。既に怪しい感じです。

2.PSUのシールド天板をばらす
次に電源ユニット(以降PSUと省略)の天板をバラします。

電源もきちんとしていますね。まさに高級品です。

3.スイッチ部のシールド板をばらす
フロント側のスイッチやボリュームユニットのシールド板をバラします。

これで、全ての天板を取り外しました。

4.アンプユニット
アンプユニットは全てカードエッジコネクタを使用しています。この時代でPCで使用していたカードエッジコネクタをオーディオに使用したのは、アキュフェーズくらいなのではないでしょうか?

一番右からMCヘッドアンプ基板1枚、次がイコライザ基板(2枚)、最後にフラットアンプ基板2枚です。

1)フラットアンプ基板
まずは一番左のフラットアンプを取り出してみます。

基板は片面紙フェノール基板かな?

ハンダ面は割と綺麗です。

部品面は、全ての基板の電源パターンには、1000μFの電解コンデンサが付いています。

2枚目も見てみます。

こちらは、電解コンデンサの絶縁フィルムが落ちています。

なんとなく、容量抜けが発生している気配がしますね。

オペアンプJRCの4559です。

2)イコライザ基板
次にイコライザ基板です。

イコライザ基板にはトランジスタの放熱板が付いており、この放熱板がシャーシーに固定されています。

こちらもには680μFの電解コンデンサが2個ついています。

OPアンプはこちらも4559です。

2枚目のイコライザ基板を取り外してみます。

3)MCヘッドアンプ
最後はMCヘッドアンプの基板です。こちらは1枚でLRとなります。

こちらのOPアンプも4559です。

これで、各アンプの基板の確認は終了です。
次回は、スイッチ、コネクタなどの接点を洗浄します。
お楽しみに!