こんばんは、Tomです。今日は、朝からずーっとピーカンで暑い日でした。出勤時、家を出るとき既に、30℃でした。そして、日中は36℃を超えた様です。
さて、Onkyoのパワーアンプの修理の記事も、今回で16回目となりました。もうこのアンプの修理だけで半月もやっているんです。まあ、毎日1時間しか出来ないので仕方ありませんが・・・。
でももう少しなんです。頑張りましょう!
昨日の記事では、『あとは組み立てて終了!』なんて、力強く宣言していましたが、読者のかたから、『ゼロバランス調整とリレーの清掃はしないのですか?』というアドバイスを頂きました。確かにその通りです。それから、昨日スピーカーをつなげた瞬間右から音が出なかったこともあり、今日はリレーの洗浄をすることにしました。
1.1個目のリレー(スピーカー切り替え用)
1)リレーの取り外し
アンプのリレーは3つあります。そのうち1つ(真ん中)はプロテクション用。そして、他の2つ(両端)は、スピーカーSYSTEM1/2の切り替えです。
リレーの取り外しは、端から順番に行います。まずは、スピーカー切り替え用のリレーからです。
リレーの半田を取り除きます。
取り出しました。
2)リレーをバラシ洗浄する。
精密ドライバを使用し、リレーをばらします。
3)接点を洗浄する
今回は、パーツクリーナーではなく、エレクトロニッククリーナーで接点を洗浄します。
4)名刺で接点を磨く
そして、名刺にエレクトロニッククリーナーを塗布し、リレーの接点を磨きます。
2.2個目のリレー(プロテクション)
次に真ん中にあるスピーカー切り替えのリレーを取り外しました。
リレーの接点部分を動かすとなんだか動きが変です。よく見ると、一番端の接点が動きません。
よく見ると、一番端のリレーの板バネの色も変色しています。
これは何らかの要因で、リレーの接点に大きな電流が流れて、接点が溶着したようです。
なんとか、精密ドライバなどで剥がしました。でも、これだと、接点が上手くついているか不安ですね。そこでテスターでチェックします。
3.3個目のリレーを洗浄する
そして、3個目のリレーです。
これは異常はないので、洗浄します。
4.リレーの取り付け
3個目のリレーを乾燥させている間に、2個のリレーをはんだ付けします。
そして、3個目のリレーも取り付け、最後に基板を洗浄します。
5.動作確認
最後に動作確認です。
まずは、iPhoneに音声信号を入れてみます。まだスピーカーは接続しません。
メーターも確認しOKのようです。
最後に、スピーカーを取り付け、音を確認します。
接点が綺麗になり、きちんと接点を改善したので、音も綺麗になりました。高温のすっきりさは、昨日とは比べ物になりません。
でも、スピーカー切り替え用のリレーはちょっと不安ですので、明日仙台でリレーを探してみます。
明日は、パワートランジスタのゼロバランス調整などを実施します。
お楽しみに!