年始からのクリスキットの製作(イコライザアンプ編)  −その8−

おはようございます、Tomです。本日の起床は5時でしたので、製作時間は1時間しかありません。本日は、PHONO入力から、EQ(イコライザ)基板への配線を行います。

1.配線用シールドケーブル
 配線用のシールドケーブルは、入力信号のレベルが低い為、シールド性が強いものでなければなりません。そこで、私が気に入っている『CANARE(カナレ)』社製のシールドケーブルを使用します。
気に入っていると言う理由は、昔学生時代にPAの仕事をしていましたが、その時PA業界で使用されていたのは、カナレのケーブルで、シールド製、引っ張り強さなど、かなり信頼性がありました。他のケーブルを使用すると違和感があるくらい、カナレのケーブルは優秀でしたね。オーディオ的には知りませんが。
業界の人たちは、『カナレのケーブルは、カナレ(かなり)いいヨ!』と言っていました。(爆)

2.配線の処理
 ところが、このケーブル、配線の先端の処理が結構大変。理由は2つ。
 ① シールド性が良いために、シールドの網を解くのが大変。
 ② 引っ張り強さを(マイクケーブルに使用するため)強化しているため、中に木綿糸が数本入っており、それを選り分けるのが大変。

 ということで、信頼性をあげるところが、作業には裏目に出てしまいます。でも、信頼性の方が大事なので、我慢して先端処理を行います。

これをカンタンに処理する方法があったら教えてください。

 1)シールド部の網目を解く
 精密ドライバの一番細い物を使用して、端から網目を解いてゆきます。これが以外に時間がかかります。

 2)線を選り分ける
 シールド線の網目を解いたら、今度は芯線(今回は4芯)とシールド、そして木綿糸に選り分け、木綿位置を根元からカットする。これも結構面倒です。

3.基板の入力端子に半田付け
先端の処理が終わったら、EQ基板の入力端子に半田付けを行います。こういうのは本当は圧着端子だと、後々楽なんですがね。

4.入力端子の長さでカット
 シールド線を、入力端子の所でカットします。ごらんの方は、なぜ入力をこんなに長くするの?と思っているかもいらっしゃると思いますが、入力は2種類のセレクタが必要なので一度フロントパネルに持ってこなければならないためです。今回は、まず1系統で試して、うまくいったら、2系統、そして最後はMCヘッドアンプを載せる予定です。

5.シャーシーの入力端子に半田付け
 先ほど先端処理を行い、今度はシャーシーのPHONO入力端子に半田付けします。
 今回は芯線が4本のものですので、半田付けも大変です。

6.入力の配線完了!
入力の配線が完了しました。結構きれいでしょう?

こんな配線でも、小一時間掛かってしまいました。その後、ブログを書いているので、何時もの様に、時間との戦いです。もう6:30を過ぎてしまいました。それでは行って参りま−す。

カナレのシールドケーブルは、カナレ良いけど、カナレ大変。