年始からのクリスキットの製作(イコライザアンプ編)  −その9−

おはようございます、Tomです。さて、冬休みが終わり、会社に出社したかと思うと、今日からまた三連休となりました。EQアンプの製作中のTomとしては、絶好のタイミングでのお休みです。でも、明日は娘の成人式で、早朝(今日の深夜?)から大忙しですので、出来れば本日中に、単独入力でMCヘッドアンプなしの状態での一時完成をさせておきたいと言うのが、本日の目標です。

さて、昨日の朝の時点では、下記の写真のとおり、入力部の配線が終了したところで時間切れとなってしまいました。本日はここからです。

今日の作業方針は下記のとおりです。
1.出力端子への配線を完了する。
2.基板のショート状態を確認し電源を投入する。
3.ファンクションジェネレータとオシロでアンプの動作を確認する。
4.実際にレコードプレイヤーを接続し、音声の状態を確認する。

1.出力端子への配線
現時点で、残りの配線は、基板の出力端子から、シャーシーの出力端子への接続のみとなりました。しかし、シールドケーブルの処理と配線は、以外に時間と手間が掛かりますので、昨日の夜に済ませました。どうですか?すっきりしてきれいな配線でしょう?
 

2.基板のショート状態を確認し電源を確認する。
 1)清掃と目視での確認
 カナレのケーブルの末端処理をすると、結構シールド部のより線が切れてシャーシーに落ちたりしているので、まずこれを取り除き、目視でショート状態を確認します。

 2)電源のショート状態を確認する。
 次にテスターを使用して、電源のショート状態をチェックします。問題ないですね。

 3)電源をON→電圧の確認
 電源をONし、安定化電源の出口と基板の電源の入り口の電圧を確認します。最初はオシロで確認、その後テスターで電圧の確認をします。35.8Vでほぼ狙いの数値です。

 

 4)基板上の部品の温度上昇を確認する。
 基板上の部品が熱くならないか、手をかざして感じ取ります。その後しばらく放置して、再確認します。

 今のところは、何とか異常は見られませんね。では次に進みましょう。

3.ファンクションジェネレータとオシロでアンプの動作を確認する。
 いよいよ、入力に信号を入れて行きます。もともとこの基板は壊れていないので、電源が供給されれば動くはずなのですが、取り外されてから長年経っているので、一応慎重に事を運びます。
さあ、いよいよ、秋月の自作のファンクションジェネレータの出番です。

 1)入力波形
 入力は、十ミリボルト程度を入力します。50mV/div

 2)出力波形
 出力波形を確認します。
 出力は、数百ミリボルト(500mV/div)出ておりますので、きちんと増幅しています。サイン波形もきれいです。

4.実際にレコードプレイヤーを接続し、音声の状態を確認する
 ファンクションジェネレータでEQアンプの動作を確認しましたので、いよいよ実際にレコードプレイヤーを接続し、音声による確認を実施します。

 1)全体の配線
  レコードプレイヤーは、いつものテクニクス(今年で満40才)です。
  通常は、EQアンプの出力を、SONYのCD/MDレコーダにつなぎ、ヘッドフォンで確認するのですが、このレコーダは、息子の部屋に行っているので、今回は、先日手に入れたデジタルアンプを使用して、実際にスピーカーをつないで確認します。
 ①全体構成
 
 ②EQアンプとデジタルアンプ(これでプリメイン?)
 
 ③デジタルアンプは大活躍
 

 2)レコードをかけ確認
 それではいよいよレコードをかけてみましょう。
 

 ちゃんときれいに音が出ています。少しアナログ的な感じがしますが、アナログなので当然です。EQアンプは、一番増幅率が高いので、電源のハム音が心配でしたが、レイアウトと、ケーブルのせいか、ほとんど感じられません。また、ホワイトノイズも意外に少ないと思います。これで、ほぼ完成ですね。
後は、時間を見て、MCヘッドアンプとセレクタの取り付けです。