YAMAHA A6aを基にした自作プリアンプの宿替え  ―その1―

おはようございます、Tomです。昨日からの大雨で、九州は大変なことになっています。昨日流れていた映像を見ていると、まるで東日本大震災で我々が受けた大津波と同じような映像である事に驚きと、不安を隠せませんでした。今年の九州から関西にかけた大雨は、とても大変だと思いますね。
さて、一方東北地方はと言うと、梅雨と行っても今年の梅雨は、雨が少なく、適度に晴れ間もあり、空気も例年に比べ乾いている様な感じがします。どこか気象条件がおかしいですね。

さて、先般、ヤフオクで下記のジャンクアンプを1,300円で落札しました。
URLは下記の通りです。
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/a-6.htm

このアンプを購入した理由は、下記の4つの理由からです。

①以前製作した自作のプリアンプ(下の写真)は、プリアンプとしてデカすぎて、場所を取るのです。中身はスッカラカンなんですがね。

それに対し、このアンプは、通常サイズよりも薄目です。本当は、C-2a並みの薄いアンプが欲しいのですが、そんなのはジャンクでも結構高いので、目的から外れます。

②試したいOPアンプがあるのですが、そのOPアンプの定格電源は、±12V。アンプの電源は±16Vなので、先日購入したスイッチング電源も合わせて変更したい。

③あわよくば、このアンプについているイコライザアンプやMCアンプも使いたい。

④私はYAMAHAの音色はあまり好きではありませんが、デザインは結構好きですので、見た目の満足感がある。

それらの要望が、たった1300円のアンプで実現が出来そうなので、とても楽しみですね。


1.まず動作と中身拝見 
 このアンプのジャンクの理由は、『電源が入らない』というもの。もともと電源も、アンプ基板も不要なので、余り興味がありませんが、一応電源を入れてみます。やはり、電源は入りません。それでは、早速中身を拝見しましょう。


 1)中はこんな感じ

  筐体を開けてみると、中は意外に綺麗であることに驚きました。殆どホコリがありません。基板の構成もセレクタからリモートされ、端子基板で切り替えれれていますし、その端子基板上にイコライザアンプ、MCヘッドアンプが載っているという、Tomにとって非常に理想的な構成です。

 2)電源ヒューズを確認する。
 電源が入らないということなので、電源ヒューズを確認する事に。
 
 100Wのアンプだけにヒューズは、15Aとかなり太めです・・・・。
 え"っ、じゅうごあんぺあ?ホンマカイナ??
 電子レンジじゃあるまいし、1.5kWでも大丈夫ってこと?
 テスターで、導通を確認しましたが、問題なし。というか見ただけで切れていない事が確認できるくらい太いです。

 
2.パイロットランプを確認

 1)パイロットランプの確認

 電源が入らないと言っているが、実はパイロットランプが切れていただけなんてこともあるので、一応電源のパイロットランプを確認。
 

 結果、ランプは見事に切れていました。

 2)暫定麦球をつけてみる
 部品箱を覗いてみたら、無線機で使用する12Vの麦球があったので、これに交換してましょう。ネットで調べてみたら、YAMAHAのこの手のアンプは、パイロットランプのどれかが切れると、同時に電源も入らなくなるという仕掛けがしてあるそうです。もしかして、これで直るかも?

 

結果は、NGでした。まあ、これで何も思い残すことなく、自作プリアンプへ改造が出来ます。次回は、中身を取り除きますね。それではお楽しみに!