ビクターのレシーバーの修理 −その7−

こんばんは、Tomです。今朝は少しガスがかかっていましたし、少し寒かったので朝の運動せず、修理をしていました。でも、日中は暖かくなってので、またすこし桜が進みましたね。

さて、今日の記事は、朝実施したビクターのレシーバーの修理 −その7-です。

昨日までの所では、Lチャンネルのフロントスピーカーの出力は、ゼロバランスが崩れプラス2V。リアは、ゼロバランスが不安定。そして、時々バリバリというノイズの波形を確認しました。せっかくチューナーは直りましたが、これではスピーカーをつなげません。壊れてしまいます。そこで、パワーアンプのLチャンネルに絞って対策をしてゆきます。

1.修理の方針を立てる。
 ますは、Lチャンネルのパワーアンプの修理の方針を立てます。

 
 1) ゼロバランスを取ってみる。 
 2) Lチャンネルの基板すべてを再半田する。
 3) 電解コンデンサの容量を測る。
 4) トランジスター、ダイオードを取り出し足を磨く
 5) 電解コンデンサを交換する。
 6) 前段のトランジスタを交換する。

こんな感じでしょうか?

1.ゼロバランスをとってみる。
 ますは、Lチャンネルのフロントのゼロバランスを取ってみます。どうやら、下記のトリマーがゼロバランスのような気がします。

ドライバーでトリマーを回して見ましたが、Lチャンネルのゼロバランスは全く変わりがありません。

2.パワーアンプユニットを取り出す。
 修理をする上では、パワーアンプのユニットを取り出す必要があります。幸いこの基板を見ると、この基板だけコネクタで接続されていますので、何とか取り出せそうです。

何とか取り出せました。

3.パワーアンプ基盤を再半田する
 まずは、Lチャンネルの基板の再半田を行います。再半田は、古い半田を吸い取り、新しい半田を乗せるので、以外に地道で時間のかかる工程です。

4.確認結果
 再半田した後、ユニットを組み込み、スピーカーの出力を確認します。

まだ、ぜんぜん直っていないですね。

5.電解コンデンサの容量を測る
次は、一番劣化しやすい電解コンデンサを取り出し、容量抜けが無いかを確認します。

220uF

470uF

すべての電解コンデンサの容量を測りましたが、すべて問題なしです。
次回は方針4)であるトランジスタダイオードの足を磨いて接点不良をなくすところから実施します。