ティアックのオープンリールデッキの修理 −プロローグー

こんばんは、Tomです。先週は、とても暖かい日が続きましたが、今日は結構寒々しい日でした。なんだか冬に戻ってきた感じです。

さて、先週の土曜日、お友達のジャズピアニストの稲垣達也さんから、オープンリールデッキの修理の依頼を頂きました。若い人は判らないかもしれないけど、これは、ハイファイ録音機なんですよ〜。懐かしいですね。Tomも若いころは、安いAKAIのオープンデッキを持っていました。懐かしいですね〜。
今回は、土日にこの修理をした記事を3回くらいに分けてレポートしますね。今日はその一回目です。

先日、稲垣さんからの依頼では、キャプスタンのベルト交換と言われておりました。また、梱包の中には、ベルトとベルト交換の方法の記事のコピーが入っていたので、ベルトの交換を実施します。

1.まずはバラシから
まずは、ベルト交換が出来るところまで、バラシてゆきます。Tomはオープンデッキを修理するのは初めてなので、中がどんな風になっているのか、興味津々です。

これで、中が見えるところまで来ました。

2.キャプスタンモータユニットをばらす
次にこの写真のキャプスタンモーターユニットをばらします。

早速ばらしましょう!

キャプスタンユニットを取り外しました。

ベルトが取り出せました。でも、このベルト、そんなに伸びているような感じがしません。

3.キャプスタンモーターとフライホールを清掃
ベルトを張り替える前に、キャプスタンモーターのプーリーと、キャプスタンのフライホイールを脱脂しました。

4.ベルトを取り付ける
これが、古いベルトと新しいベルトです。取ついていたベルトは、若干長いですね。

これをとりつけます。

きちんと取つきました。

5.動作確認
それでは、組み立てを行う前に、動作確認を行います。
オープンデッキを動かすなんて、ほんと25年振りくらいですね。懐かしいな〜。

さて動かしてみましょう!

あれ?なんだか回転速度が少し早い感じがする。38の速度でも速過ぎる。しかも、少しづつ速くなります。これはおかしいですね。

よく見たら、ピンチローラーがキャプスタンに接触してません。触ってみたら、ピンチローラガチガチに固まっていて、全然動きません。

これは、結構大変な事になりそうな気配です。
この続きは、明日の記事になります。
お楽しみに!