IHクッキングヒーターの修理 ー良い子はマネしないでね:修理・洗浄編ー

こんばんは、Tomです。今日は午前中曇り空、そして昼からは晴れ上がりました。しかし、最高気温は14℃と暖かくはなりませんでした。しかも夕方地震もあり、余り気持ちの良い日ではなかったですね。
さて、今日の記事は昨日に引き続き『IHクッキングヒーターの修理 ー良い子はマネしないでねー』で、修理・洗浄編です。
昨日の記事では、IHクッキングヒーターをバラし、操作パネル基板を取り出しました。今回はその基板の再ハンダを行い、カバーの洗浄を行います。

1.基板の半田面の観察
これが、前回取り出した操作パネル基板です。

これをマイクロスコープで観察します。
代表的な半田クラックをアップしますね。

2.基板の再ハンダ
半田クラックが存在することが判りましたので、早速古い半田を吸い取り、フレッシュな半田を半田付けします。

1)古い半田を吸い取る

2)やすりで部品のリードを磨く

3)新しい半田を注入する

この地味な作業を30分くらいかけて全ての接点に行いました。

4)半田面を洗浄する。

5)完了!

3.カバーの洗浄
取り外したIHクッキングヒーターのカバー類は、結構油で汚れているので、マジックリンと歯ブラシで洗浄します。

1)操作パネルユニットの洗浄

2)TOPパネルの洗浄

スクレーパーで油まみれのクッション材を取り除きます。

3)本体側の洗浄
本体側の周りを洗浄します。

4)その他のカバーの洗浄

4.乾燥
洗浄したカバー類を天日で乾燥させます。



これで基板の再ハンダとカバーの洗浄が終了しました。
一応修理のかなめが終わったという感じですね。
次回はいよいよ組付けと動作確認です。
お楽しみに!