SONY デジタルリバーブ MU-R201の修理 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は一日中晴れの天気でしたが、最高気温は12℃と、とても寒い日でした。そうですよね、今日は立冬ですからね~。これからますます寒くなるのですね。
さて、今日の話は昨日に引き続き『SONY デジタルリバーブ MU-R201の修理』の話で、今日はその2となります。昨日の記事では、故障の原因を突き止め、デジタルリバーブを復活させました。今回は、アナログ回路を中心に、腐ったはんだを除去し、フレッシュなはんだを注入します。基板が大きいので大変ですが、何とかアナログ回路の再はんだを終了させました。

1.MU-R201のはんだの状況
このMU-201は、1986年製なのでなんと38年前の商品なので、やはりはんだは腐っていて、クラックが発生しています。

これでは、いくら性能が良くても、その性能を発揮できませんね。

2.アナログ回路エリアの再はんだ
それでは、アナログ回路のエリアを再はんだを行います。

1)アナログ回路のエリア
アナログ回路のエリアは、左半分です。

2)アナログエリアを2分割し手前の半分のエリアを再はんだする
それでは、アナログエリアを4分割して再はんだを行います。

① 古いはんだの吸い取り

② リードの研磨

③ 新しいはんだの注入

④ まずはこのエリアの再はんだが終了

⑤ 基板清掃

⑥ 完了

3.後半の再はんだ
同様に、後半の再はんだを行います。

4.点検と修正
最後にルーペで再はんだの状態を確認し、NG箇所をもう一度はんだ付けします。

最後に、今一度基板を洗浄します。

これで、デジタルリバーブのアナログエリアの再はんだ終了しました。
音はかなり良くなったと思います。
次回は組付けと仕上げです。
お楽しみに!