デジタルグラフィックイコライザ DEQ2496の修理 −その9−

こんばんは、Tomです。今日は昨日とは打って変わって、朝から寒々しい日でした。昨日の様な天気が続けば良いのですが、こればかりは神様のみぞ知るって所ですかね。

さて、自分でコントロール出来る話に移りましょう!
今日の話題は昨日の続きで、デジタルイコライザDEQ2496の修理の記事です。昨日は外部から入力するクロックユニットを製作しました。
今回は、それを受けるためにDEQ2496の基板を改造します。

こんな感じです。

これを参考に改造しますが、今回はどちらか問ういうとP、2Pの発振回路をすべて取り除き、2Pと3Pのパターンを切断するのが最も簡単で確実なことが分かりました。

1.メイン基板の取り出し

まずはメイン基板を取り出します。

これで、メイン基板を取り出しました。

2.発振回路の取り除き

次に48KHzの発振回路を取り除きます。
メイン基板には、2つの水晶発振子があり、一つは44.1KHz、もう一つは48KHzです。今回は左側の48KHz用の24MHzの水晶発振子の回路を取り除きます。

半田ごてとはんだ吸い取り器で水晶発振子を取り除きます。

そして、さらにそれに付随するチップ抵抗とチップコンデンサも取り除きます。

3.パターンの切断
そして、74HCU14の2番ピンと3番ピンを切断します。

切断後、テスターで確実に切り離されているかを確認します。

これで大丈夫です。

4.クロック入力コネクタの準備

外部クロックの入力部のコネクタの加工を行います。
Tomは当初シャーシーの脇に穴を開け、BNCコネクタを取り付けようと思いましたが、なんだかカッコ悪いので、WORD CLOCKのBNCコネクタを使用する事にしました。

このコネクタの芯線部をニッパで切断します。

これで配線の準備完了です。

5.クロック入力の配線
さあ最後の仕上げです。クロックの入力部の配線を行います。配線は壊れたプローブの同軸ケーブルを使用します。

まずは、基板の配線から。
プローブの同軸の芯線はとても細く、髪の毛よりも細い感じです。
切れない様に半田付けします。

そして、その後に芯線が切れない様に、ホットメルトで同軸ケーブルを固定します。

続いてコネクタ部の配線です。

これも芯線が切れない様に、最初にGND線からはんだ付けして同軸を固定してから芯線を配線します。

その後、同軸に負担がかからない様に根本をホットメルトで固めます。

これで配線は終了です。

これでデジタルイコライザの入力処理の改造は完了です。
後は、外部クロックを取り付けて動作確認を行えば完了です。
楽しみです!