ミニエアコンプレッサーの修理 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日は未明から1日中ずーっと冷たい雨の日でした。部屋にいても寒くて、ついに暖房器具を稼働してしまいました。なんだか秋を通り越しているようです。
さて、今日の話題は、修理ライフの話で『ミニエアコンプレッサーの修理』です。先日、ゴルフシミュレータの修理を依頼された方からミニエアコンプレッサの修理も依頼されました。故障の症状としては、スイッチを入れたら突然動かなくなったという事でした。今回は2回に分けてレポートします。今回は原因解析と修理、そしてプラスチックカバーの補修です。

1.依頼を頂いたミニエアコンプレッサー
これが、修理依頼を頂いたミニエアコンプレッサーです。

2.故障の解析
突然動かなくなったということですが、まずは、本体を観察してみます。

1)カバー
可動部のカバーは、根元の固定部がすべて壊れています。どうしたのでしょう?

まあ、カバーを取り外す手間が省けたのは良いのですが、これでは、今後の使用に差し支えるので、本当の故障の修理の後で補修したいと思います。

2)電源回路
電源回路を見てみます。

まずはヒューズを確認します。ヒューズの中が黒いですね。

恐らく切れたのでしょう。これが原因ですね。
一応念のためにテスターで確認しましたが、やはり切れています。

3.ヒューズの取り出し
それでは、基板をばらしてヒューズを取り出します。

1)基板のバラシ

2)ヒューズの取り出し
ヒューズはホルダーに固定ではなく、基板直付けタイプなので半田ごてで取り外しました。

3)ヒューズの定格を確認する
ヒューズの定格電流を確認しようと、部品を見ましたが電圧が書いてありましたが、電流値が読めません。
そこで、定格銘板を見てみました。

定格電流は、2.5Aですが、突入電流なども考えると3Aがギリギリかもしれません。そこで、いきなりヒューズを基板に直付けするのは大変ですし、また切れたときに依頼者が自分で交換できるように、ヒューズホルダーを取り付けることにしました。

4.ヒューズホルダーの設置
手持ちのヒューズホルダーがあったのでこれに短いハーネスをはんだ付けし、基板に取り付けることにしました。

そして、ハーネスが絶対に取れないように、さらにホットメルトで固定しました。

これでOKです。

5.カバーの補修
次はカバーの補修です。カバーの補修は、ホットメルトで仮止めし、その後、先日のゴルフシミュレーターのカバーを修復した時と同じように、プラスチック溶接機を使用します。

1)根元の破損部品を取り出す

2)仮止め
ホットメルトで仮止めします。

3)プラスチック溶接

4か所すべて溶接しました。

4)足を切る
溶接する時に、橋渡しのブリッジとなる金具を埋め込みますので、その足をニッパーで切断します。

5)ホットメルトでバックアップ
溶接だけでは心もとないので、ダメ押しとしてホットメルトで裏側からバックアップします。



カバーの根元の部品は、しっかりとカバーと一体化されました。
コンプレッサーの振動で壊れることはありませんね。
これでコンプレッサーの修理とカバーの補修は完了しました。
次回は、組付け、動作確認と仕上げです。
お楽しみに!