やまちゃんのDVDドライヴの修理

こんばんは、Tomです。このところ忙しくて久しぶりの投稿です。さて、本日の記事は、このブログにコメントしてくれている同じ会社の『やまちゃん』からの依頼品で、DVDドライヴです。3月11日の震災によりドライヴが動かなくなったとの事です。同じ被災者としとしてだけでなく、会社のかわいい後輩のため、今日はこのドライヴを修理しましょう!

1.まずは動作確認から・・・・おいおい!
修理の基本はまず状況の確認から。まずはACアダプタを本体に差込んで・・・・あれ?
『なんじゃこりゃ!』ACアダプタの口が違うじゃないか!これじゃ動作確認も出来やしない!やまちゃん勘弁してよー。

2.しょうがないからバラすか〜
 1)カバーをはずすとこんな感じ

 2)ATAのケーブルと電源ケーブルをはずす[
]
3.別なジャンケースで対応
ここまでくれば、通常の内蔵型DVDドライヴと同じ。本来なら、スイッチング電源とATAPI→USBケーブルを持っているので、すぐにUSBに接続でき、動作確認が出来るが、電源は見つかったが、肝心のI/Fケーブルが見つからない。さて困った。とふとオーディオラックの上を見ると、外付けドライヴのケース(ジャンク品)があるではないか!オーこれは天の助け。神様、仏様、イエス様・・・・・。

4.やっとの事で動作確認
この外付けケースの電源とI/Fを取り付けやっとの事で操作確認。
スイッチオン!あれ?ディスクが何かにこすれてちょろちょろとしか回転しません。
USBのI/Fは認識しますが、ディスクが入っていませんと出てきてしまいます。

5.DVDドライヴのバラシ
やはり、やまちゃんが言っていた通り、ディスクが回りません。そう来たら、これからが本番、Tomの腕の見せ所ですね。さあ、DVDドライヴのバラシにかかりましょう!
1)本体のねじ4本の取り外し

2)フロントカバーの取り外し

  
3)筐体が開いた

 
6.このドライヴをフリーにして手の平で動かしてみる。
このドライヴをばらばらにした状態で手のひらの上で動作確認を実施。そしたら、ちゃんとCD認識できました。ちゃんと、CDも聞こえます。

7、ドライヴを戻す
何だ、直ったじゃないか。原因は良くわからず。でも直ったんだから、元に戻そう!
ケースをつけ再度動作確認。・・・・・ところがまたシュルシュルと何かにすれた状態でよく回転しない。

8.裸の状態で縦置きして確認する
再度ねじをとり、バラした状態で今度は縦置きにし、動作を確認する。すると、何もしないと、元気よく回しCDも聞こえるが、基板を固定するねじ部を少し押すと、何かに接触しているようである、おかしい!通常はねじを締めたら位置関係はちゃんとなるのに、このドライヴはねじで固定すると回らなくなる。これは、どこか震災でやられたと思った。

9.天板がゆかんでた
押し付けると動かないのだから、どこか寸法が狂っている。
よく見ると、ドライブの天板が歪んでいるではないか!
1)さすがにこれじゃ回らないよね。

2)そこで、Tomはこの天板を外側に押した。

3)歪みを強制した天板

10.動作確認
今絵は絶対に大丈夫なので、動作確認を実施。

直りました。修理の所要時間は約1時間です。これでDVDドライヴは、完全復活となりました。やまちゃん良かったね。