おはようございます、Tomです。さて、年末に向けたクリスキットの製作の記事もいよいよ4回目となりました。
昨日、東京出張から帰ってみると、ヤフオクで1,500円の価格で落札したSONYのパワーアンプT-3120Fがもう届いておりました。そこで、夕食後早速開封し、中身を確認する事に・・・・まあ、もともとジャンクなんだから、壊れていて当然なんだけどね。ほら、いろいろあるでしょ?外観とか、裏のキャノンが使えるか?・・・・・。
Tomが調べなければならないのは、下記の2点です。
1)ヒートシンクは狙いのものか?つまりCANタイプのトランジスタが使用できるか?
2)スペースは充分か?
1.外観検査
別段検査をするわけではないのですが、最低限使用に耐えうるかどうかの検査はしたいと思います。
1)フロント側
フロント側から見たT-3120F。パネルは少し汚いけど、こんなのは、マジックリンと歯ブラシで、すぐに綺麗になるでしょう。それから電源スイッチの頭がなくなっていますが、これは、右側のファンクション(入力1,2を切り替えている)SWをなくして、そのSWから移植します。もう既に入力はキャノンコネクタに改造されているため、入力は1系統になっていますので。(笑)
2)リア側
リア側は、大きな問題はなさそうですが、出力側のキャノンの端子が真っ黒です。まあ、幸い出力側の2系統目のスピーカー端子はまだ残っているので、これを使用しますか。本当は、これを機に全てのコネクタをキャノンに統一したいところですが、それはそれで穴あけが大変だし、スピーカーは、電流を考えると4Pキャノンの方がいいかな?
2.気になる中身の検査
さてさて、いよいよ中身の確認です。
1)全体レイアウト
全体のレイアウトはこんな感じ。非常にスッキリしています。ここからヒートシンクを残して、殆どの部品を取り除きます。
2)ヒートシンクの構造
一番確認したかったのは、ヒートシンク。ヤフオクの写真では、あまりに小さくてヒートシンクの構造がわからなかったからです。最初見た時にはトランジスタが中に入り込んでいて、これではどうやってトランジスタを交換すんの?とおもいました。しかし、良く見ると4つのヒートシンクが固まって設置されているだけなので、すべてばらせる事が判りました。これなら大丈夫ですね。問題はリード線が長くなることですね。それが心配です。
3)ドライブ基板
これがドライブ基板です。部品を見るとかなり年代を感じさせますね。
4)電源周り
電源周りはこんな感じで、ブロックコンデンサは石油コンビナートみたいにそそり立っていますが、これでたったの6800μF×2です。
大きい割りには容量が少ないですね。格好はいいけど、この2本、秋月の3300μF4本で100円のコンデンサで置き換えが聞くのだから時代は変わったね〜。
4.レイアウトの確認
まあ、入るとは思いますが、この状態に、クリスキットのパワーアンプ基板とトランスを配置してみて、うまく収まるかどうかを確認します。
<結果>
ヒートシンクのすぐ近くに、ドライブ基板が2枚最短で配置出来るようですので、問題ないでしょう。あとは、これに整流基板が乗るだけです。プロテクション回路をどうするかは、後で考えますね。
とりあえず、このアンプのシャーシーは使えそうです。これで1500円なら安いです。