TDA7293デュアルアンプ(依頼品)のサポート −その12ー

こんばんはTomです。今日も暑かったですね〜。今日もお墓参りをしたのですが、汗でびっしょりになりました。日中の最高気温は34℃だった様です。そして夕方は夕立があり、強い雨も。

さて、昨日に引き続き日中は暑くなるという予報でしたので、今日は朝早くから朝飯までの時間で、アンプの組み付けを行いました。なんとか休み中に仕上げたいですからね。日中はお墓参り、親戚へのご挨拶回り。そして来客の対応で時間が取れませんので、朝しかないんです。

1.今日の課題

今日の課題は、出来るだけ今のレイアウトで電源の配線を短く綺麗にすることです。
でも、最短で考えると、どうしてもヒートシンクの上を通るという、非常に格好が悪い結果となります。そこでTomは電源ラインをヒートシンクの下を通す事にしました。

2.ヒートシンクの取り外し

それではヒートシンクを取り外しましょう!

1)ブラケットを外す

2)ICの固定ねじを外す

3)ヒートシンクのGND線を外す

これでヒートシンクが取り出せました。

3.ヒートシンクのトンネル加工

さて、次はヒートシンクのボトムにトンネルを作ります。

1)ヒートシンクの中央部の羽をもぎ取る

まずは、ヒートシンクの中央部の羽をラジペンでもぎ取ります。

2)ヒートシンクの壁に穴を開ける

次に、グラインダでヒートシンクの壁に穴を開けます。

これでトンネルが出来ました。

3)ケーブルを保護する

最後に、根元に残った放熱FINをもう一度ラジペンで取り除き、絶縁テープを貼ります。これで電源ハーネスの傷を防止します。

4)こんな感じ

電源ケーブルを通してみます。だいたいこんな感じです。

5)ヒートシンクの固定とショートチェック

あとはヒートシンクを固定してICもヒートシンクに固定します。
ICの放熱板がGNDとショートしていないかテスターで確認します。

4.電源の固定の為のシャーシー加工

トンネルが出来上がりましたので、こんどは一気に電源トランスと、電源基板の固定を行います。レイアウトが変わりましたので、穴位置をすべて変更します。

1)トランスの固定

まずはトロイダルトランスの固定穴を開けます。

2)電源基板の固定

次に電源基板を固定するのですが、以前は仮の一点アース線を付けていましたが、今回はコンデンサのGNDクロス部に平圧着端子を半田付けし、ここから直接ボルトでGNDに落とす事にしました。まさに最短距離ですね。新しくドリルで穴を開けて固定します。

3)GNDとショートの確認

最後に一点アースの端子がきちんとシャーシーに落ちているかの確認と、電源ラインがGNDとショートしていないかをテスターで確認します。

5.組み付け完了!

これで、ベースとなるアンプの組み付けが完了です。

もう完成間近ですね。
明日は、動作確認を行います。
楽しみです!