こんにちは、Tomです。今日はお盆の中日です。まだまだ暑い日が続きますが、最近朝晩は少し涼しくなったのでホッとしています。
さて、夏休みに入ってから5日目になりますが、初日からとにかく忙しい毎日を過ごしておりました。
今日もお墓参り、その後は親戚のお盆のご挨拶回りをしていました。
午後になって、少し時間が取れる様になりましたので、パワーアンプのノイズ対策を行う事にしました。
1.解決のシナリオ
これまで、ノイズを取るために、皆さんのご指導を頂きながらあれこれとやってまいりましたが、ここはひとつ解決の方針決める事に。
① ノイズはアンプ自体発生しているのかを切り分ける
ショートピンを製作して、入力をショートし、ノイズが出るかどうか確認する。
ノイズが出ていればアンプの問題。出ていなければKAIRNとの間の問題です。
② カナレの4芯シールドケーブルでケーブルを強化する
もし、KAIRNとの間の問題であれば、カナレの4芯シールドケーブルでラインケーブルを製作する。
これで直れば良いですね。
2.入力のショートピンを作る
それでは、入力のショートピンを作りましょう。ショートピンは何でもいいので、結構古いピンケーブルを切って作りました。コネクタが汚いですね。
動作確認をします。
ショートピンを入力に入れ、電源ON!
ラジカセではノイズが出ないので想像はしていましたが、やはりノイズは出ません。
これは、アンプ屋さんがおっしゃる通り、ケーブルの問題だという事ですね。
4.4芯ケーブルを作る
なんだか希望が出てきました。
早速ケーブルを作りましょう!
1)ケーブの素材
ケーブルの素材は、Tomが一番信頼しているカナレの4芯シールドケーブルです。Tomが学生時代にPAのアルバイトをしているときにカナレのケーブルの良さを痛感しました。でも、Tomがカナレのケーブルを保有しているのは、以前製作したこのマイクの延長ケーブルだけです。
これを切って使う事にします。
2)コネクタ
先日、仙台に行った時にパーツ屋でコネクタを購入してきました。
これもカナレのコネクタで、一個317円の高級品です。
3)コネクタの半田付け
さあ素材が揃ったので、ケーブルを作りましょう!
キャノンコネクタの根元からケーブルを切ります。
4)被服を剥く
カッターで被覆を剥き、シールド線もカットします。ここではシールド線がコールドに触れない様にしたいので、絶縁テープで保護します。
中の4芯だけを使用して、ホットとコールドとして使用します。それにしても、この中だけでもツイストペア2セットになっているので、これだけでも十分効果は出そうです。
5)コネクタを半田付けする。
ホットとコールドをコネクタに半田付けします。
6)出来上がり。
出来がりました。カナレのコネクタはなかなかカッコも良いですね。
5.シールド線を加工する
さて、今度はシールド線の加工です。
1)カッターで被覆を切り取る
カッタでコネクタの根本の被覆を切り取り、シールド部分を露出させます。このケーブルのシールドの網目はかなり細かいので信頼性はバッチリです。
2)シールド部にリード線を半田付けする。
次にシールド線にリード線を半田付けします。
3)圧着端子を取り付ける
最後に、リード線に圧着端子を取り付け完成です。
6.アンプに接続し動作確認
さあ、シールドケーブルを接続しましょう!
LINNのKAIRNのプリアウトにケーブルを接続します。シールド線から取り出したリード線をKAIRNのGND端子に接続します。TomのKAIRNには、外から引いている接地抵抗が10Ω以下のGNDラインを接続していますので、これでシールド効果はバッチリですね。
いよいよ動作確認です。
心が高鳴りますね。
スイッチオン!
おおーっ!ノイズは全くありません。
実に静かですね。
良かったです〜。
『アンプ屋さん』ご指導ご鞭撻ありがとうございました。
Tomの悩みが一つ消えました。
後は組み込むだけですね。
楽しみです!