LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン14 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日は一日中晴れ!しかも風も無く、暖かい日でした。最高気温は24℃でした。これで、かなり桜の開花は進んだと思います。
さて、今日の話はTomの修理ライフの話で、『LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン14 ーその1ー』です。
先日、修理したシーズン13のKAIRNの修理を依頼された方が、ジャンクで購入されたブリリアント電源を修理に挑戦されましたが、断念!そこで、KAIRNの修理と一緒に修理の依頼がありました。これをシーズン14として修理して行きます。
今回は、動作確認と、バラシ、そして修理の段取りを行います。

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1.動作確認
まずは、ブリリアント電源の動作を確認します。
修理したKAIRNの電源コネクタを外し、今回修理するブリリアント電源のコネクタを挿入します。

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二次側の電圧を確認します。

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出力は全く出ませんね。

2.バラシ
早速、ブリリアント電源をばらします。

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あれ?二次側のファストリカバリーダイオードが取り外されています。これでは出力が出ないのは当たり前ですね。
依頼された方に確認したら、修理の途中でファストリカバリーダイオードを取り外した所で修理を止めたそうです。

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3.電源ケーブルを取り付ける
それでは、修理の段取りをします。

1)電源ケーブルの設置
いちいちKAIRNに取り付けて修理の確認をするのが大変なので、ブリリアント電源に直接電源ケーブルを半田付けします。
このケーブルは、以前修理用のレンズ付きスタンドをLED化した時に不要となったスイッチ付きのケーブルです。

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2)二次側のファストリカバリーダイオードの半田付け
修理の段取りをしている間に、依頼された方が手配した、ファストリカバリーダイオードが到着しました。

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それでは、早速半田付けします。

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これでこれからの修理の段取りが出来ました。
スイッチング電源の故障は原因を見つけるのが大変ですね。
でも、先日修理したシーズン12のブリリアント電源がリファレンスとして使用できますので、ちょっと心強いですね。
これからが楽しみです!