TDA7293を使って本格的なアンプを作ろう!−その17−

こんばんは、Tomです。今朝起きて、車のガラスの氷を溶かしている時は結構天気が良かったのですが、朝ご飯を食べている時から急に雪が降ってきて、今日の午前中はずーっと雪が降って居ました。でも積もらなくて良かった。

さて、週末の土曜日は、先日から問題になっていた出力ザラザラした波形の原因が判り、次のステップに移ることが出来ました。

今日は、日曜日に行った、電源周りの再強化です。

1.スイッチング電源の後のコア部の強化
まずは、スイッチング電源のすぐ後のコアは、GND線も一緒に巻いていたので、1ターンくらいしか巻けませんでした。しかも、ケーブルは短いので、GND線を外してもこれ以上巻けません。

そこで、GND線は別系統にして、±36Vの2本の線だけにして、さらに電源ケーブルを新たに調達して、もう一度巻くと、5ターンも巻くことが出来ました。

これでスイッチング電源のノイズを出口ですぐにフィルターリング出来ました。

2.コンデンサの前のフィルターの回路強化
次は、13200μFのコンデンサブロックの前のフィルター回路を470μF、0.01μF,コイル、470μF、0.01μFのπ型フィルタにして強化しました。

そして、基板の電源のハーネスの部分には、ホットメルトで絶縁しました。

3.電源を一点アースに集中
電源のGND線は引き回さず、電源とアンプの間の一点に集中させました。

これで、電源部は完成です。

4.ヒートシンクの切断
電源が完成したので、次はヒートシンクです。最初に考えた

クはデカ過ぎ。そして次に取り付けたヒートシンクでは少し心許ない。そこで、デカいヒートシンクを半分にすることにしました。

1)ヒートシンクをグラインダで切断する。

もう少しで切断できます。

切断が出来ました。

2)切断部分の加工
切断部分は綺麗にして、丁度余っていたシャーシーブラックで塗装を行いました。

5.ヒートシンクの取り付け
いよいよヒートシンクをアンプのICに取り付けるように加工します。

1)取り付け穴を開ける
まず、ヒートシンクを取り付ける穴を開けます。正確に位置決めする為に、ヒートシンクをコピーし、それをベース板に貼り、取り付け穴を開けました。

2)ヒートシンクを取り付ける
ヒートシンクを取り付けてみます。

6.ICをヒートシンクに取り付ける
最後にICをヒートシンクに取り付けます。

これは位置決めが結構大変です。

1)小さいヒートシンクを外す

2)ヒートシンクの穴を開ける
次にヒートシンクにICの穴を開けます。
まずは位置決めを行います。

そして、実際にドリルで穴位置を確定します。

穴を開けます。

タップを開けます。

3)ヒートシンクにICを取り付ける

ヒートシンクにICを取り付けました。

アンプのレイアウトはこんな感じになりました。
もう少しですね。