Audio雑誌の『音し玉』を聴いてみる。

おはようございます、Tomです。年も明け2012年となりました。昨日、カウントダウンをした直後に、今年最初の記事をアップしたと思ったら、ブログの日付設定により、昨年の大晦日の記事になってしまっていた様です。さい先が悪いですが、そんなの気にしません。

昨日アップした記事は、月間『Audio』の新春号でデジタルアンプが付録でついてきたと言うお話しでした。

さて、本日の記事は、そのデジタルアンプを実際に聴いてみようというものです。まずは、聴くための環境作りから、聴くためにはスピーカが必要ですね。でもタンノイにつなげるにはめんどくさいし、いつもの修理に使用しているAVスピーカーでは音の良し悪しが判らないので、何か適当なスピーカーはないものか?と部屋をぐるりと眺めてみました。すると、私の後ろに良いのがあるんではないですか。コレコレ、これにしよう!

1.スピーカー
このスピーカーは、私が大学生の時に自作したスピーカーで、パイオニアPE101(10cmフルレンジ)とフォステクスFT-20Hを組み合わせた、マルチバスレフでTom'sオリジナルです。当時は、スピーカーの自作って流行っていたんですね〜。これを捨てるのがもったいないので、30年間大事に持っていました。この家を建ててからは、AVのサラウンドスピーカーとして、壁に取り付けていますが、最近DVDも見なくなったので、ぜんぜん音を出していません。

2.セッティング
スピーカーのセッティングは、いつも聴いているポジションと同じになるように、自分の位置から60cmの位置にセッティングしています。ちょうど延長線上にTANNOYがあるようしています。作り付けのテーブルの笠木がその役目を果たしています。しかし、なんと合理的な部屋なんだろう。ここにミキサーがおいてあれば、まるでレコーディングスタジオみたい(実際、それを狙って部屋を作っているんですが)。でも笠木があと10cm低ければもっと良いのですが、さすがに今から直せませんので我慢しています。

そして、アンプのセッティングは、言わずと知れた事なので書きませんが、入力は、DCD-3300のバリアブルから直接引いています。しかしこのアンプ、名前がデジタルアンプというので、デジタル入力があるのかと思っていましたが、普通のアナログ入力しかありません。ということは、一般的言われるD級アンプの事なんでしょうか?

CDは、昨日久しぶりに聴いていたディヴィッド・サンボーンの『CLOSEUP』と、小澤征爾指揮ベートーベンの第9です。

3.聴いてみる
早速、聴いてみました。OPアンプとデジタルアンプICのみというシンプルな構成であるのにもかかわらず、結構良い音で鳴っています。基板を良く見るとラックスのロゴが!
すかさず本に書いてあるこのアンプの説明を読みました。
 ① このアンプは、LAXMANとAudioのコラボである事。
 ② パワー段は、スイスのSTマイクロ社製高音質デジタルアンプICであり、40kHzまで伸びている。
 ③ 入力のOPアンプは、標準で4558Dが装着されているが、ソケットが設けてあり、OPアンプを差し替えて音色が楽しめるようになっている。

ほほ〜、雑誌の付録とはいえ、粋な計らいですね。さすが『Stereo』です。

4.OPアンプを交換してみる
せっかく、入力のOPアンプが交換できるようになっているのであれば、交換して聴いてみたいというのが人情でしょう。さっそく、部品箱からいつものOPアンプを取り出して並べてみました。


左から、MUSE01、MUSE8820、49720、2114の4種類です。本当は、MUSE02も試してみたかったのですが、MUSE02は、現在、自作プリアンプに装着されて、現在リビングでがんばっていますので、それを引っぺがして持ってくるわけにはいきませんでした。
結論から申し上げますと、MUSE01が最も良かったと思います。
音に立体感があり、うるさくなく、低域に締りがあり、きちんと纏まっているという感想です。これで今まで行き先がなかったMUSE01の嫁ぎ先が決まりました。なんか、最近持ち物に無駄がなくなってなあ〜。眠っている機器がないと言うのは、とても良いことですね。小澤が気持ち良く鳴っています。