クリスキットの基板を使ったパワーアンプの製作  ―その2―

おはようございます、Tomです。昨日は、来月行う法事の準備や、確定申告書(e-tax)に結構時間を取られました。しかし、日曜日にしかできない板金加工だけは、終了させたので、満足です。

まずは、昨日までのおさらい。その1ではケースの基になるSONYのアンプをバラし、不要な物を取り除き、シャーシーを清掃したのでした。そして、そのシャーシーに主要な部品をのせ、レイアウトバランスを考えました。
ここで、一つ問題だったのは、以前なんかのアンプで適当に製作した整流基板が、少し長いため邪魔になることでした。

今日の記事は、休みの日にしか出来ないシャーシー加工です。

1.DYIでドリルの刃やアングル、ビスを購入
 まずは、シャーシー加工に必要な道具の購入です。今回は、アルミのケースではなく、亜鉛鋼板なので、少し硬いと思い、久しぶりにドリルの刃を新調しました。コバルトバイスと言って、ステンレスもOKというちょっとだけ高級品?です。

 その他、トランスを止める為のユニバーサルアングル、M4のネジ、スペーサー等も購入しました。

2.トランスの固定アングルの製作
レイアウトを決め、穴を開けるためには、トランスを止めるためのアングルを作らなければなりません。DIYで購入してきた、加工しやすいユニバーサルアングルを用います。
 
 1)まずは、アングルを90度に曲げる。
  このアングルは非常に曲げ易いので助かります。

 2)グラインダで切断する。
  次に、余分な部分をグラインダを使って切断します。これは、金ノコでチンタラやるよりも、格段に時間短縮になるからです。そして切断面もグラインダで平らにして、最後にバリ取りも行います。これを2個作れば、アングルの完成です。

3.基板固定用の穴あけ
 トランスのアングルが出来たら、後は固定する為の穴あけを行います。固定するものは下記のとおり、4点です。
  ① 電源トランス
  ② 整流基板
  ③ ドライバアンプ×2

 今回購入したコバルトバイスで、シャーシーに立ち向かいます。切れ味は中々です。

4.バリ取り
 シャーシーの底面に穴を開けたら、最後にバリ取りを行います。これは大きいドリルのはを使って削ると簡単にバリ取りが出来ます。

5.スピーカー保護フューズBOXの取り付け
 今回のアンプは、保護回路などありません。そこで、万が一の事も考えて、スピーカー保護フューズを取り付けます。これは、P-35Ⅱでも行なっている事です。ちょうどフューズBOXが手元に2個あったので助かりました。これを使うことにしましょう。

 1)まずは穴あけ
  まずは、穴あけです。スピーカーの保護フューズというくらいですから、できるだけスピーカー端子の近くに取り付けます。スピーカー端子と電源コンセントの間にちょうどいいスペースが有りましたので、ここに取り付けましょう。しかし、このケースは、ほんと、今回のアンプの製作のためにある様な感じです。

 2)リーマ加工
  ドリルの穴あけは、刃がよくなった分、結構簡単に開いてしまうのですが、いつも大変なのが、リーマー加工です。シャーシーパンチでもあれば、短時間できれいに大きな穴が開けられるのだと思いますが、昔持っていて、どこかにやってしまったので、今はリーマしかありません。トホホ・・・。

   

 3)フューズBOXの取り付け
 なんだかんだと言っても、時間と力をかければ、いつかは、大きな穴になってゆく訳で、なんとかフューズBOXの大きさまでたどり着きました。
 どうです?中々いいでしょう?

今日の記事はここ迄です。シャーシー加工が出来てしまえば、力仕事はありません。あとはお部屋で、じっくりとハンダ付となります。お楽しみに!(^^)Y