おはようございます、Tomです。昨日は宮城へ出張したので、今朝はちょっと疲れています。でも、ブログはきちんと書きたいと思い、何時ものように早起きしました。
さて、今日の話題は、久しぶりに修理に話題です。
今回の修理は、ビクターのVHSビデオの修理です。
このビデオデッキは、おそらく、Tomが最初にHiFiビデオを購入した頃のものと思われますので、おそらく、1984年くらいのものでしょうね。非常に懐かしさを感じます。
依頼された方も、最初に購入した思い入れのあるビデオデッキだとのことでした。だから価値観が違うのですね。そのお気持ちはすごく分かります。
依頼された時のこのビデオの故障の症状は、下記の内容です。
① テープをいれる前は、画面がチラついている。
② テープを入れて、再生を実施すると、音声は聞こえるが、画像はちらついてよく見えない。
それでは、早速症状を確認して見ましょう。
1. 症状確認のセットアップ
まずは、どのような症状なのかを、 液晶テレビを接続して確認します。
この液晶テレビは、以前ヤフオクで1000円で落札したものですが、Tomの修理には欠かせないものです。
アナログですが、コンパクトなので映像の確認には持って来いの代物です。
2.VHSテープ
Tomは、こちらにはVHSのテープを持って来ていないし、実家には少しはありますが、ほとんど捨ててしまっている始末。おそらく記録ビデオ3本ほどしかありません。
そこで、先週の三連休に実家に帰った時に一本持参してきました。
3.テープを再生して見る。
いよいよテープを入れ、再生をしてみたいと思います。
音声は出ますが、インジケータを見ますと、どうやら音声は片側だけのようです。
そして、画像は、全く出力されません。
おかしいです、依頼時の症状では、画面がチラついているという内容でしたが、検証では、映像が全く出ません。
そこで、ビデオのケーブルのみ別のピンケーブルに変更です。
また、テレビの入力も、ビデオ1から、ビデオ3に変えてみました。
結果、それでも症状は同じで、全く映像信号が入ってきませんでした。
4.いよいよバラシ
症状は、分かりました。
そこで、今度はバラシ開始です。
シャーシーのネジを4本外すだけです。
見えてきました、ものすごい内臓です。この当時は、まだ集積化が進んでいなかったのですね。Tomが一番最初に購入したビデオも、これくら内臓物がありました。
5.ヘッド上部の基板をはずす
こんなに基板があっては、肝心のヘッド周りが見えませんので、ヘッド上部の基板をはずすことにしました。
これだけ基板があるとさすがにサービス性も悪いので、この基板は、写真のように車のボンネットの様に開く事が出来るようです。
6.ヘッドのメカ部を点検
これでやっと、ヘッドのメカ部が見えるようになりました。
早速テープを挿入して、再生動作をさせてみます。
結果、テープはきちんとヘッドに密着ししている様ですし、ヘッドの汚れもなさそうです。
次回は、映像信号を後ろから追いかけてみたいと思います。お楽しみに!
それでは、行ってきまーす!