ビクターのレシーバーの修理  −その1−

こんばんは、Tomです。週末はとても暖かく、春到来って感じでした。東京の六本木で桜が開花したみたいです。

さて、この週末、このブログをご覧頂いてる方のレシーバーの修理をすることにしました。
それがこれです!これは、ビクターのレシーバーJR-10Xです。


レシーバー?って何?という方もいらっしゃると思いますので説明すると、レシーバーとは、プリメインアンプとFMチューナーがセットになったものです。どちらかというとこれが最初に出て、その後、チューナーとアンプに分かれて行ったので、これがステレオの原点に近いものですね。

1.故障の症状
 このレシーバーの故障の状況は、左のスピーカーから音が出ず、途中でバリバリというものすごい音がするそうです。

2.さっそくバラシ
 さっそくバラシに取り掛かります。

 1)木製カバーの取り外し
 まずは、木製カバーを取り外します。
   

 すると、中はこんな感じです。

 2)ボトムカバーを取り外す。
 上から覗いていてもどうしようもないので、ボトムカバーを取り外します。

 

 すると、プリアンプとパワーアンプの基板が見えてきました。

3.パワーアンプの外観
パワーアンプの外観を見てみます。

 1)Rチャンネルのパワーアンプの外観
 これはRチャンネルの外観です。

 よく見ると、コンデンサの液漏れの様なものを発見!

 2)Lチャンネルのパワーアンプの外観
 同様にLチャンネルの外観も確認します。


 こちらも同じ場所のコンデンサが液漏れしているように思えます。


 
4.スピーカーのシグナルを確認する
 モードをFMモードにして、ボリュームを回し、スピーカーの出力をオシロで確認します。

 

 1)Rチャンネルのフロントとリアの確認
 フロント

 リア

 2)Lチャンネルの出力の確認
フロント

リア
結果、LチャンネルはフロントもリアもNGですね。特にLチャンネルのリアは全く音が出ませんね。

明日は、パワーアンプの入力を調べます。
お楽しみに。