ONKYO Integra M-506RS −その19−

こんばんは、Tomです。先週末はとても暑かったですね。でも今日は、曇り、そして時より雨も降りました。暑さも一段落ですね。でも、天気予報では、明日はまた35℃の猛暑です。ちょっと大変ですね。

さて、Onkyoパワーアンプの修理は、−その19−です。一旦終了かと思いましたが、先日リレーの清掃を行った時、3つのリレーの内の1個、プロテクションのリレーが溶着していて、それをやっとこさ剥がしましたが、どうも接点が不安です。そこで、週末の土曜日、仙台に行った時にパーツ屋でリレーを購入しました。
それが、これです!

価格は、なんと一個360円。なんと安いことか。そこで、すべてのリレーを交換するため、3個購入しました。

1.古いリレーを取り外す
それでは、早速古いリレーを取り除きます。

2.リレーを比較する
古いリレーと新しいリレーを比較してみます。大きさはほぼ同じです。足の位置も大丈夫です。

ところが、リレーの足は、通常の足ではありません。これはソケット式のリレーなんです。

これに対し、基板の穴はこんな感じです。

これでは、足を加工するか、基板を加工するしかありません。

3.リレーの足を加工する
リレーの足と基板の加工、どちらを選択するか迷いましたが、リレーの足を加工する方が簡単ですので、まずはリレーの足を加工します。

1)リレーの足を半分に切断

2)足をラジオペンチで真っ直ぐにする

こんなに細く真っ直ぐになりました。

4.リレーの取り付け
それでは、リレーの取り付けを行います。

1)仮挿入
いきなりアクセスの悪い部品面から基板に差し込むのは大変なので、まずはアクセスが楽なはんだ面から入るよう、足の位置を調整します。やっと入りました。

2)本挿入
そこで、今度はアクセスが悪い部品面からリレーを挿入します。足は左にシフトしていますので、隣のリレーとのギャップは殆どありません。本当はすべてのリレーを交換すれば、ギャップは均等なんですが、まずは真ん中のリレーだけを交換です。

3)半田で仮止め
リレーが何とか挿入できたので、アンプを立てたまま仮止めします。

4)半田で本止め
そして、アンプをひっくり返し、今度は本止めです。

5)基板の洗浄
パーツクリーナーと歯ブラシで、基板を洗浄します。

6)確認
洗浄の結果を確認します。
そして、ついでにリレー保護のためのダイオードがあるかどうかも確認します。
大丈夫ですね。

5.電源を入れ、動作確認
電源ON!

電源投入直後、まだプロテクションがかかっているときは、メーターランプの色は赤系の色です。

数秒後、『カチン!』と音が聞こえました。今までよりも軽快な綺麗な音です。
音と共にメーターのランプの色が変わりました。成功です!

次は、iPohneを接続し動作を確認します。
まずは、スピーカーを接続しないで確認です。OKです。

そして、スピーカーを接続し、最終的に音も確認します。
力強り音が出てきました。OKです。

余ったリレーはきちんと密閉して、今後その他の2つのリレーの接点が不良になった時のための交換部品として保管します。